初心者のための料理(2) 調理道具
料理は下準備ができたら、どうにかなるって話を前回しました。
いかにつたない技術で下準備をするかがこのシリーズの最大のポイントです。
そうは言っても、最低限の調理道具はないと料理しようがありません。
そんな道具の中で一番大切なのは、やはり包丁でしょう。
刃渡りがある程度ある切れる包丁が必要です。
理想的には、何種類かの包丁をもったほうがいいでしょうけど、初心者なのに、何本もそろえたところで
使いようがありません。
まあキッチンのあるかたですと、1本ぐらいは包丁はもっているとは思います。しかしそれが切れない包丁だったり、料理に向かない刃渡りの短いやつだったりしたときは1本は買う必要があります。
ヤンノリは2本持っていましたが、切れる包丁ではなかったために、腕があるなし関係なく、うまく切れず、
せっかくの食材をだいなしみたいにしたことが何度もありました。
切れる包丁というのは何か指を切りそうで怖い感じがすると思いますが、実際は切れない包丁で力をいれるほうが危険です。初心者こそ切れる包丁を用意したほうがいいと思います。
食材の切り方にはいろいろありますけど、ここでは適当に切っても大丈夫という料理にしますので、とにかく切れるまともな包丁だけはひとつ用意しましょう。
あとは切り方になりますが、これは練習しかないわけですけど、長い間私自身気が付いてなかったことをあらためて言いますと、包丁を使うときは基本は引くか押して切ります。
何も言われなければ、食材を上から下に押し付けるように切ると思いますが、それは間違っていますので、それを意識したほうがいいでしょう。切れるには切れるんですけど切れかたが違います。
包丁といえば金属ではなくてセラミックでできた包丁があります。これは固いものに使うには刃こぼれが起こるので向いていませんが、骨とか甲羅とかそんなものでなければそれはきれいに切れます。
この包丁を使ってみればわかりますが、刃は金属ほど鋭くなっていないため、押し付ける切り方では切れ味がよくありません。この包丁で非常にきれいにサクサク切れるっていうような切り方で切るようにするといいと思います。写真は京セラ製です。これ1本だけでは料理するには無理がありますが、2本目とかには非常にいいです。
包丁の味が食材につくといったことを嫌う人には最適です使い方が悪いと刃こぼれがおこりますが、包丁を 砥ぐ 必要もありません。
セラミックより硬いものがないため、砥ぐことができないわけですが。