初心者料理その1 煮豚

料理のレシピは切ったりすることが当然のように書かれているものがほとんどです。
「それが出来れば苦労はしない」と言いたいぐらいに、そこが料理をやる初心者のハードルとなります。
醤油が大さじ2杯、砂糖が 大さじ 1杯。
と書かれていて、これを鍋とかに入れられない人はまあいないでしょう。
小さなお子さんにやってもらう料理でも、これはやってもらえます。
ただし包丁は危ないからやめときましょうとなるでしょうから、初心者もある意味子供と同じレベルです。

しかし我々は大人ですので、自力でなんとか解決していく必要があります。
そうでないと、料理をやるになりませんので。

そうなると切るとかの練習からやるわけです。
ピアノの練習をやられたかたがおられたらよくその意味がおわかりかと思いますが、大人がやるときは、先生は基礎などは飛ばして、それなりに出来そうなものだけをやるように指導します。
これは大人が繰り返し作業による練習は気持ち的にやれないからです。

つまり、ここでも同じようにやれるものをやっていくうちに、少しは切ることだってできるようになるのを目指します。

その1は煮豚です。これは、素材勝負で、豚ブロックとネギとショウガを適当にいれて、あとは水にしょうゆと砂糖と日本酒とかを適当にまぜたものによって、圧力鍋で30分程度煮込むだけです。

ちょっと凝りたい場合は、ゆで卵を出来上がった状態の最後に入れて追加で煮込むことぐらいです。

圧力鍋では水気はほとんど抜けませんので、最後はふたをあけた状態で煮込んでやって味を濃くしていくといったところぐらいでしょうか、ちょっとした工夫としては。

圧力鍋を使ったことのない人はひとつだけ注意しておきますが、内部の圧力が十分に下がった状態でふたを開けないと中身が飛び出してきて、やけどする恐れがあります。
十分に冷やした状態にしてから開けるか、バルブをひらいてから開けるようにしてください。

この煮豚で包丁を使うところは、ブロックを何等分かに切るところと適当にネギを切るところだけですので
誰にでも出来ます。

しかし、出来上がったものはほんとうにおいしいです。味付けは混ぜたものをちょっと味見したらだいたいわかりますので、適当で問題ないです。

これはおすすめです。


この煮豚をやる気になったのは、圧力鍋のビンテージものがおうちから出てきたからです。
ティファールブランドは誰でも知っておられるかもしれませんが、このブランドの前は親会社のセブがブランドでした。そのころのですから、ゆうに50年以上前という代物です。
ちょっと試してみたかったのでやってみたという経緯です。

料理

Posted by yannori