はじめての資格取得 難易度について
難易度をどうみるか
なんといっても、受験する資格を選ぶにあたっては、難易度をまず考えなくてはなりません。
欲しい資格だからといって、これからすぐにとれそうもない、例えば医者の資格をとろうというのは無謀そのものです。
時間もそして実際に受験料だけでなく資金もかかります。
とれそうもない試験にいくらトライしても、挫折するのがおちです。
社会人として現役のかたであればなおさらです。リタイアされたかたであれば、いまさら受験勉強なんてという状態になっているかと思いますので、受験することそのものにハードルがありそうです。
ものごとには順番があると言われるように、資格取得ひとつも取る順番があるようです。
大きな目標に向かっていくために、いきなり正攻法で行けるほど勉強の素養があればいいですけど、ほとんどの人ははじめて受けるのに、いきなり目標からはないでしょう。
それに少なからず関係するもので難易度の低いものから受けていくは王道でしょう。
これまでにも出てきました小さな成功体験を得るという意味でも大切です。
さてその難易度ですが、資格情報サイトなどをみると、これがSランクで、これがAランクといった分け方をしていますが、これらは自分の知識や経験のバックボーンに影響されますので、あくまでも同じような土俵にいるとしたらという目安にしたほうがいいでしょう。
大学受験でいえば、文系志望で勉強しているひとが、理系を受験するとすれば予備校が発表している偏差値以上の苦労がいるのと同じです。
資格情報サイトの傾向としては法律系、不動産系などなど、大学でいうところの文系ジャンルは多少の考え方の違いはあるものの、その情報とそう大きく違わないと感じます。
ところがこと技術系などになると、相当いい加減な感じがしています。
これはサイトのせいではなく、前にもいいましたように難易度の比較情報がほとんど取れないからです。
技術系は受けた人しかわからないっていうのが実情じゃないでしょうか。例えば、第2種電気主任技術者とかエネルギー管理士ですと、高校の微積分だけでは無理で大学課程の解析学の知識がないと回答しようがありません。おのずと受験者が絞られてしまいます。高卒の人や文系大学出身者は当面はやめておいたほうがいい試験です。
総じてですが、技術系の資格は、ある程度のバックボーンがある人同士の受験になりますので、技術にほとんど興味がない数学が好きじゃないという人にとっては相当ハードルが高い試験となります。
その点、文系の試験はたとえば法律試験などはほぼ横一直線でのスタートになるはずですから、ある意味平等な戦いになる分、受験者数も多くそして過去のバックボーンに影響されにくいです。
よって、難易度については聞いたことがあるような資格はどの資料を参考にしても、大丈夫ですが、その他につきましては情報が少ないため、自分で難易度を推測するしかないと思います。
どうやってそれを推測するんだってことになりますが、受ける気があるならば、過去問題集を自分でやってみて何点とれるかです。これは勉強したら合格点がとれそうなのか、まったく歯が立ちそうにないのかである程度推測できるかと思います。