はじめての資格取得 資格と試験
実務経験のつよさ
資格について調べはじめると、受験資格の話以外のこともわかってきます。
それは、資格は試験を受けなくてももらえることがあるということです。
このことは大学受験など試験で常に何かをつかんできた人にとっては結構ショックなことです。
あとで冷静になって考えてみるとわかることなのですが、試験はその道の登竜門の許可証にしかすぎず、すでに実務経験を重ねている人以上のものにはならないため、そんな実務経験者には条件さえそろえば、無試験で資格が与えられることになります。
よって試験合格が資格取得の絶対条件というわけではなく、逆に実務を経験しなくとも、実務経験者と同じくらいの力があると証明することが試験による取得という考えに変えたほうがいいでしょう。
こう考えますと、資格を取得したからといって、自分の立場が急激によくなるなどは期待しないほうがよさそうです。
努力をしたことを自分自身も他人からも認めてもらうということに一番の価値があるように考えられます。
資格取得はどれも簡単ではありません。
取得したことについては十分に尊重される事実です。
ただ、その資格そのもので何かよりも、そういうことも出来るという自信とそのやり方を自分の仕事に活かすことこそが価値あると考えています。
努力することこそに価値があります。
軽くどれか受けてみようかなって思ったものの、こうやって全体を見てみると、なかなか深いところもあるのが多少おわかりいただけたかのではと思います。
次回からは私が実際に受けてみた試験をご紹介したいと思います。
不合格のままにしているものも中にはありますが、ほどんどは合格まで持ち込んでいますので、同じ試験を受けようとしているかたには、参考になるかと思います。
これから受けようとされているかたには、選択をする際のなんらかの参考にしていただければと思います。
取れと誰かに言われたわけでもなく、取ってみたかっただけで受けたものばかりですので、きっとこれから取得されるかたの参考になると信じています。
ある程度試験を受けてわかったこととしては、資格も合格してしまえば大学受験などと同じで、それまでの苦労を感覚的に思い出せない傾向にあります。
難関大学を現役で合格したは、難関資格を一発で合格したと近いものがありますが、彼ら彼女たちの合格体験記はあてにならないのが多いものです。
それはつらかったことを思い出せないというのもありますが、なんといっても、運がよかったということをまったく覚えてないというのがあります。
ここではそのように自分を美化せずに、ありのままを紹介していきたいと思います。