はじめての資格取得 第三種電気主任技術者

電気系でもっとも有名な資格

そもそも何が出来るのか

高圧は専門的な知識をもっている人が扱わないと危険であるのは誰もが想像できることです。
そういった高圧を扱う電気工作物(装置とかのことです)を設置・管理するには、資格を持った人にのみその権限を与えています。
その電圧が5万ボルトまで扱うことが認められているのが3種です。
1種、2種といったさらにレベルがあった試験もありますが、努力して取得したとしても、その関係者以外にはまったく使えないので、やめておいたほうがいいでしょう。

難易度など

受験資格は誰にでもあり、理論、電力、機械、法規 の4科目合格してはじめて免状がもらえます。
それぞれの科目を60%程度とれば合格になりますが、難易度は結構高いです。
合格率は8%程度ですから、易しい試験にはなりません。

試験もまる一日かかりますから、試験そのものもハードです
ただ、これは合格しにくいということもあって、科目合格が認められています。
1度合格すると、あと2回はその権利が使えます。
3年かけて計画的に取得されている方も多いようです。
一度に4科目を同時進行させると、まさにどれもこれも落ちてしまう可能性がありますから、
不得手のものを集中的に1年ぐらいでやって、その他は次の1年という感じじゃないでしょうか。

勉強方法

科目が多いこと、60点をまず狙うということを考えますと、受験参考書で評判のいいものを4冊(4科目)買いこみ、それをやるだけでいいでしょう。過去問集も必須です

勉強方法での王道として言われることは、同じ参考書を何回も回す、過去問は10年分やるというのがありますが、本当にそこまで出来るのでしょうか?そこまでやれば合格は間違いないとは思いますが、普通の人はなんとか1回やる、過去問を見るぐらいじゃないかと思います。

私もそうですが、機械科目は量が多いのもあってなかなか身につかないため、ここから攻めるのがあとあと楽です。合格しやすそうなところから入ると、なんだか勉強ができている気になってしまい、機械の本を開いたとたん、間に合わないどうしようっことになりかねません。
過去問集は必須とはいいましたが、正直それを解いている時間はないでしょう。
なので、過去問集は答えをみるでいいと思います。

購入したのは人気のある参考書1セット4冊と過去問集10年分の合計5冊だけですが、試験を実際に受けてみると、それだけをしっかりとやっていればまったく問題なく解答できることがわかります。どれだけその本をやっても90点以上はとれないこともわかりますが、60点でいいので必要にして十分です。
英語と違ってあの手この手の参考書をいくつも買ってやる必要はありません

とはいえ4科目合格をねらう場合は1回やる過去問集を眺めるだけにしても結構時間がかかります。そこまで無理をせず2科目づつというほうが負担がはるかに少ないので、そういう作戦もありかなと思います。
もう少し詳しい受験生目線の話は次回です。

資格取得

Posted by yannori