はじめての資格取得 エネルギー管理士

はじめて資格取得を目指すという流れからは、少し離れていきますが実際に私が受験した資格については、書き示したいと考えています。
やはり数ある資格の中で、この試験はこうだと自信を持って言えるのは、なんといっても実際に受けたものだけでしょう。
実際にネットで勉強法を公開しておられるかたも、受験した経験があるからこそ話せるというものです。受験しないとそもそも内容について詳しく語れませんし、文章に熱意を含められないですから。
受験したものについては、私もそれなりに勉強法も語れますが、ここは資格試験合格講座ではありませんので、そのような内容は必要ありません。
とはいえ、時間と費用をかけたある意味貴重な経験ですから、少しぐらいは皆さんの将来のお役に立つだろうと話をさせてもらうことにします。
今回はエネルギー管理士です。これをはじめに受けるなんてことはまずありえないですので、受けたとしたらどうなるだろうかという感じで読んでみてください。

そもそも何が出来るのか

日本はエネルギー事情がいいとはいえず、そのために「省エネ法」というのが施行されています。その法律によれば、ある規模以上のエネルギーを使う工場などは、エネルギー管理士を置かないといけないことになっています。そういったエネルギーを管理するための専門職がこのエネルギー管理士です。
私が受験した7年前ぐらいのときは、エネルギー管理士は専門分野が「熱」「電気」の二つがあり試験で求めれているところが少し違っていました。
その後、これらのカテゴリー分けは廃止されて1本になりました。
そのため、昔の試験の合格者は1科目だけ受験する必要があります。以下の内容は電気というカテゴリーが存在していたときですので、現行の試験内容とはじゃっかん違っていることを先に申し添えておきます。
この資格だけではありませんが、歴史の浅い資格は何かと変更されていくことが多いので登録申請をせずにいると気が付いたら、登録申請条件が変更になっているなんてこともありますので、将来登録する気がある資格については気を付けておいたほうがいいと思います。
そうでないと、私のように合格しているのに、制度が変更になり、また試験を受けなければならないといったこともおきますので。
じゃあ登録をすぐにしておけばいいじゃないかっていう意見もあろうかと思いますが、国家資格を登録するにはそもそも費用が結構かかります。さらに、運転免許がそうであるように更新するときに、また費用がかかります。
いくつも資格をとっていて、使いもしない資格を全部登録するのはあまり頭のいいやり方ではないことがおわかりいただけるかと思います。

難易度など

受験資格は誰にでもあり、電気の基礎、電力設備と機器、電力応用、法規 の4科目合格してはじめて免状がもらえます。(旧制度の電気の場合です)

それぞれの科目を60%程度とれば合格になりますが、電気分野に限っていえば、電験に通る力がないと、この試験は難しいでしょう。そのため合格率は20%程度ですが、受験者のレベルが高いので電験よりも1ランク難易度は上がります。
私の意見を参考にしなくとも、過去問を見れば、その難しさが理解できるかと思います。

この試験もまる一日かかりますから、結構ハードです。
ただ、この試験にも科目合格が認められています。
電験と同じく1度合格すると、あと2回はその権利が使えます。

試験場での私がみた感じですと、この試験ははじめから科目合格ねらいのかたが多いように見受けられました。
電験以上にその傾向が強いと感じます。
4教科全部受けられている方があまりおらず、4科目目を受けるときにはほぼ満員だった席がガラガラになっていました。

この試験を受ける人はそれなりの人だろうと推測されますので、欠席率はかなり低い試験という印象があります。人気のある試験系で難易度が高めだった場合は、いきなり70%ぐらいの受験者しかいないっていうのもざらにあります。
よし今年も頑張るぞといって願書を出したものの、とても受かりそうにない感じなので、参加しないって感じの人が多いんだろうと思います。

受験料も安くありませんし、せめて試験問題をもらって帰るぐらいの気持ちでもいいのではないと個人的には思いますが、それは耐えられないというかたのほうが多いのかもしれません。

勉強方法

電気分野においては、電験の教科書がまず必要です。
取得効率だけを考えると、電験とエネルギー管理士を同時勉強するのが望ましいでしょう。
ただし、範囲はかなりオーバーラップするものの、まったく同じではありませんので、負荷はどうしても上がります。

おすすめとしては、電験を受けながら、エネルギー管理士の試験勉強をやる。エネルギー管理士は科目合格をはじめからねらうがいいでしょう。

参考書ですが、エネルギー管理士は新しい資格ということもあり、また受験者レベルが高いということもあり、評判のものはありません。本屋の資格コーナーに行ってもまず置いてありません。
受験者がそもそも少ないですので。

試験の代行をしている、省エネセンターが参考書をだしていますので、これを購入されるかたが多いようですが、私の経験では、過去問集をひとつ買うだけでいいと思います。

これもとてもじゃありませんが、解いてる時間はありませんので、答えから見ていくのがいいでしょう。
受験料が受験科目に関わらず17000円しますので、3年受けるだけで、5万以上の出費になりますので、なるべく早くとったほうが賢明です。

資格取得

Posted by yannori