はじめての資格取得 管理業務主任者
この資格名を聞いて、あれだあれだってわかる人はほとんどいないと思います。
資格名からして管理する?業務を?なんのことでしょうという感じだと思います。
私も知り合いが一生懸命勉強をしていて、何を勉強してるのとちょっと聞いてみたら 管理なんとか資格 と言ってたなあぐらいでした。
そのあと私も受けることになろうとは。
この資格はどういう資格かといいますと、はじめに管理業務って何ってことを説明したほうがわかりやすいです。管理業務というのはマンションの管理業務のことです。
マンション管理業務という資格名ですと多少なりとも想像できると思いますが、この名前を誰がつけたのかわかりませんが、マンションという文字はなくて管理業務という名前のみが使われています。
マンションの管理業務といいますと、マンション管理人のことかとまずは思われるでしょうけど、マンション管理人のためにわざわざ国家資格を設定するはずありません。
マンションに住まれている人であれば、おわかりかと思いますが、マンションを購入して住み始めますと、管理費というのを支払う必要があります。アパートを借りても管理費というのが提示されているかと思いますが、分譲マンションであれば、基本的にマンションの掃除やらエレベータの点検やらを本来は自分でやることになりますが、そんなことやってられませんので、それを管理会社に委託します。
その委託している内容のことを管理業務と言います。正確にはもう少し厳密な定義がありますが、ここではおおまかなイメージとしてそういうものです。
じゃあ、なぜはじめっから管理会社に委託してるものに、この資格が関係するのかといいますと。
委託会社には住人の皆さんが管理組合をつうじて契約をするわけですが、まあ悪質な業者もいて、マンションの設備などには素人である住人たちがだまされたりしてトラブルがよくおこっていたようです。
そこで国が業者にたいして縛りをもうけるために、各法律も整備していったわけですが、そこに、国家資格をもった管理業務主任者という人を通じないと契約などもできないとしているわけです。
つまり、マンションの住人たちをまもるために、新設された、管理会社側の資格ということになります。
宅建士というのが不動産取引のときに関わってくる業者側の資格というのはご存じかと思いますが、それのマンション管理会社版とでも考えるとわかりやすいかと思います。
この資格は不動産資格というくくりに入れられている場合が多いですが、不動産に直接関係する資格ではありません。
なぜこれを取得する気になったかといいますと、理系資格はもういいかなと、文系資格を少しとってみようと思ったときにこの資格が目にとまったというわけです。国家資格でもっとも受験者数や合格者数が多いのは今も昔も宅建士ですが、これは受けても100%使うことないと考えているため、そちらははじめから除外しています。
じゃあこっちは使うのかというと、可能性は少しはあります。不動産屋の仕事はやれなくても、管理業務会社の仕事は十分にやれるなという気がしているからです。
この資格は年配のかたが取得するのであれば十分に価値があると考えていいと思います。
職種的に年配のかたで経験がないとしても、資格を保有していれば採用される可能性は十分にありますし、当然仕事もやれるでしょう。
若いかたは可能性がいくらでもありますので、はじめから管理業務というよりは他の職種にチャレンジされたほうがいいのではないかと個人的には思います。もちろん、管理業務を主にやっている会社に入社されたとしたら、取りなさいと指示されるとは思いますが。