やり直しの英語 その6 数カ月で英語ができるようになるわけがないかな。やはり継続が大切。
たった半年でこんなに英語を話せるようになる。
たった半年で外国映画を字幕なしで見れるようになる。
たった3カ月でTOEIC800点を超えるようになる。
そのためには、これだけすればいい。
よくある英語参考書や英語教室のキャッチですが、私にはどの方法を試しても
思ったようにどころか、近づくこともできなかった記憶しかありません。
大学受験を一般入試でされたかたは、いやいやでも英語をやらざるを得なかった人が多かったとおもいます。
私もそのひとりです。
社会人になってから英語をつかっていても、受験生のときよりも英語が出来るようになった気がしないわけです。
大学受験に使わない単語は覚えます。でもそれは知識が増えただけで、英語が出来ているのとはまた違います。
なぜこうなってしまうのかですが、この1年半でこれは間違いないなということをひとつ発見しました。
それはシュリーマンも言ってたように語学は毎日やらないとだめだってことです。
受験生のときは、まあほぼ毎日やっていたと思います。英会話は出来なくても、英語読解は結構できていたはずです。
そこらあたりを頂点として英語力は私を含むほとんどの人が落ちてきているのです。
なぜ?そうなんです。毎日やらないからです。
エビングハウスの忘却曲線という有名なものでも、復習を早いうちにしないと、簡単に思い出せなくなる。
つまり忘れたのと同じ状態になる。
これなんかとも関係しているだろうなとは思います。
そうしますと、私の知っている事実の以下のようなものも説明がつきます。
1.留学してそのまま現地で数年働いていた友達は、帰国したら、日本語がかなりあやしくなっていて、
カタカナ、ひらがなが書けなくなっていた。
2.留学していた同僚は帰国してから、忘れないようにとずっと英会話教室に通っていた。
3.帰国子女だった友達は、帰国したときはまるで外国人のようだったが、長く日本にいたら英語がもうほとんど使えなくなっていた。
つまり、語学を習得するために必要なものは勉強量だけではなく、それ以上に持続することが大切だということになります。
日本語をわすれてしまっている話はなかなか衝撃的ではありませんか。そんな彼にどうしてそうなったんだと聞いたところ、日本語を使うところがないからだという答えでした。もちろん考えることまで英語を使うようになていたようです。
こう考えますと、なぜ英語がいつまでたっても習得できないんだというのも素直に納得してしまいます。
継続して勉強していないため、過去にやったことが皆無になっているということです。
出来ない自分を正当化しているような内容ですけど、まずは継続することが言語習得にはどうしても必要だとなります。
ここでまたひとつのことが理解できます。なぜ、楽しみでやっている人は英語力がついているんだろうと。
それは単に楽しんでやっているだけでなく、楽しいためいつも継続しているからです。
まずは「やり直しの英語」としては教材とかそんなことよりも、毎日継続させることを優先的に考えたほうがいいということになります。
そこを一緒に考えていきましょう。