はじめての工作 その7 SSD換装のやりかた

2022年2月20日

コピーをするにはそれなりに準備が必要ですよが、前回の話でした。
その準備ができたとして、まずHDDが2.5インチであることを確かめてください。
仕様書をみてみるとかでわかります。
というか、ノートパソコンならそれに間違いないですけど、念のため。

そうであるとしたら、SSDは2.5インチのものを探します。
これも普通探すと2.5インチのものしか出てきませんので、まあ間違いないでしょう。

SSDは半導体のことですので、HDDのようにくるくる回るディスクを必要としませんので、
大きさはいかようにも作れますが、交換対象の大きさにあわせなくてはなりませんので、
わざわざ2.5インチのを選んで購入します。

SSDを購入するポイントは、

1.容量
2.値段

この二つです。当たり前ですが、コピー元の容量と同じかそれ以上の大きさのものを選ぶ必要があります。
同じ必要はありませんが、値段を考えると同じ容量を選ぶことになるかと思います。
大容量HDDが不幸にしてついていた場合、たとえば1T(テラ)とかですと、安くなったとはいえ、
SSDはかなり高いですので、そのときはコピーをやることはあきらめたほうがいいでしょう。

そうです。時間はかかりますが、ゼロから立ち上げるほうを選択しましょう。
どうしてもという場合をのぞいて、10年前のパソコンにあまりお金をかけるのは賢い選択とはいえません。
許せる範囲での投資にしたほうが大人だと思います。

SSD 512G(ギガ)は今現在6,000円ぐらいで買えますので、まあこのあたりがお金を出す限度じゃないでしょうか。

HDDと違い、SDDを購入するとあまりにのチャチさに驚くでしょう。
半導体がメインであって、外はおまけみたいなものですから、軽い軽い。
HDDと違い、衝撃にも強いですから、梱包そのものもチャチいです。

えっこれ?って思うでしょう。

コピー準備が出来ましたので、購入したSSDをHDDケースにとりつけ、パソコンにUSB接続してコピーソフトで
コピーの開始です。

コピーが終われば、さあついにパソコンのネジを外します。

HDDはノートパソコンの裏から外せるようになっていますので、裏返して、そしてだいたい2本のネジで止まっているだけですので、
その2本を外しますと、HDDが見えてきます。

まあ間違いなく、鉄ケースで固定されていますので、その鉄ケースを本体にとめてあるネジ、ここでは3本でしたが、それも
外します。

そうすると、鉄ケースごと、HDDが外れます。

外れたら、側面に4本のこれまたネジが付いていますので、それを外してようやくHDD本体のみとなります。

その場所にコピーし終わった、SSDを取り付け、逆の順番で元に戻していきます。

最後に電源を入れて、動作していることを確認します。

電源コードやバッテリーはSSD交換の場合は実は外さなくても問題ありませんが、まあ常識的にはそれらを外してから
作業するようにしてください。

ここまででひとつだけ注意をしておきます。

それはネジの話です。ネジはそれほど強いネジが使われていないため、無理して締めしまうと
よく言われるネジをなめてしまうという状態になり、次から緩められないようなことになりかねません。

精密ドライバークラスで締める場合は、もともと力が加わりようがないので大丈夫ですけど、大きなドライバーで
やるときは注意が必要です。あっというまになめてしまいます。

じゃあ精密ドライバーで全部やればいいのかといいますと、残念ながらはじめに緩めるときは結構固いので
たぶん、それだけでは簡単に回せないと思われます。

古いですからね。

そのため、ネジを締めるときだけは用心して締めるということを覚えておいていただければと思います。
1度なめてしまうと、ドライバー以外のツールを必要としますので、そうならないように締めるときは無理しないようにしてください。
精密機械ですので、日曜大工のようにきつく締める必要はありません。

ちなみに、製造している工場ではトルク管理、つまり回す力を管理できるドライバーで締めています。
まあ、そんなドライバを持っている人はほとんどいないと思われますので、そこは慎重にしていただきたいと思います。

コンピュータ

Posted by yannori