やり直しの英語 その42 Core1800の短文で出てくるNATO

Core1800では短文を使って、それもワシントンポストを含む英字新聞から
引用することによって、速読させる、そして単語も覚えようという趣旨のものです。

情けないことに本の指針ははじめに書いてあるというのに、実際にやりはじめてから、知ったわけですが。

買ったものの、とりかかってからすぐにやめているようですが、それははじめの短文が
政治に関することなので、どうもその文章にくじけたのではと自分自身を解析しています。

もっとも覚えていないわけですが。

そのときの引用している短文のひとつにはコソボ紛争というのが書いてありました。

これはセルビアにあったコソボ自治州がセルビアと紛争をおこして、その後独立にいたるようになるわけですが、その前の話です。

NATOがその紛争に介入しようとしているが、ロシアにたいして、ここに関わってこないようにしてほしいと頼んだという
記事です。

今日現在、ウクライナにロシアが侵攻していますが、元の話としては同じような話が続いているということになります。

英語を身に着けることによって、英字新聞も普通に読めるようになり、こういった国際情勢なども
常日頃から肌で感じてほしいとの著者の思いがこの古い参考書を通じて聞こえてきたような気がしました。

さて、この参考書ですが、最後まで引用文で突っ走るわけではないことを今頃知りました。

英字新聞だけでは、学習してほしいというボキャブラリを網羅できないのは明らかですので、
それを補強するように後半はオリジナル文章での学習となります。

英字新聞を読まれたり、英文原書を読まれたりしたかたは、よくご存じのように、ネイティブはとにかく
長い文章がすきなんじゃないかというぐらい、どんどん文章を続けます。

よって、前半の引用文は1センテンスが長いです。
それにくらべて後半のオリジナル文章は短く、パラパラ見たところによると2人の会話風に作成されていたりします。

やり直し英語レベルの人にとっては、長い文章は非常にきついです。
かつ普段見ることのない、政治関係の英語だとすると、きついがさらにきつくなります。

そんなことは百も承知だ。それでも真正面から突撃しろと言われているような気がします。
これは玉砕覚悟です。

逆に他の参考書とは、かなり違います。
それがいまもなお売れている理由なのかもしれません。

しかし、買った人全員、これをやったのかなと私はつい思ってしまいます。

やり直しだから、中学の教科書からかななんて思っているような人が、これがいいと勧められて購入したものの
ページをめくってみると、ワシントンポストの政治記事がいきなり目に飛び込んできて
これでひるまないわけがないと思います。

私のように、大切に温存しているか、または、何かのときに別の本と一緒に廃棄したかたが結構いるんじゃないかなと
つい推測してしまいます。

まあ、私のように温存していても、ひょんなことで使うことになるわけですから、温存は悪くないです。

英語

Posted by yannori