はじめての楽器 その8 私がドラムを押す理由は自分の楽器経験からです
ここで私の楽器についての個人的な経歴をお知らせして、ドラムをはじめたときのことなどを
書いてみたいと思います。
私はギターについては、高校生あたりから弾きはじめました。
アコーステックギターからはじまり、ソリッドギターもやりました。
ピアノは4歳とかからですから、なかなかの英才教育っぽいです。
もっとも、小学校でもやっていたものの、男子でピアノをやっていた人が
まわりにいなかったせいもあって、いつのまにかやめてしまいました。
スポーツやってるほうが楽しかったからです。
ギターとピアノと決定的に違ったのは、これまでにもお話したように、相当練習つまないと音楽にならないピアノにたいして、
少し練習すれば、テレビやステレオから聞こえてくるような音楽と同じことが出来た(楽曲のコピーのことです)ギターは自分が
スターになったかのような気にすらさせてくれます。
ピアノは小学校でやめたと言ってはいますが、キーボードのかっこよさを捨てられずに
実はちょこちょこ練習はしていました。
幼いころにピアノをやっている人は結構いるわけですが、大人になって弾ける人は急激に減りますので、弾けるとかっこよくみえるんです。
さてピアノとギターとは演奏の難易度の違いもありますけど、クラシックのピアノとポピュラーのギターという基本的な楽曲の違いもあります。
ちょっと真似しただけで心が躍ることができるギターと心が躍るまで弾くことが難しい(心が躍るようなクラシック曲が私にはなかった)ピアノといった感じです。
ここに学生といった若さが加わると、ひたすら練習をしますので、上達の速度もかなり速くなります。
大人では時間的にもそうはならないことはすでにお話ししたとおりです。
こういう話の流れですとギターを一押しするはずですが、そうではなくドラムを押します。
若くないからといって情熱が冷めているわけではないわけですけど、大人の対応をしなければならない我々には、すぐに曲になるギターですら続けられない可能性が高いと感じます。
大人の我々がやると、すべてに大人としてやることになるわけで、激しく心を揺さぶらているという気持ちではやらないと思われます。
ところが汗を振りまきながらドラム演奏しているシーンを直接見て、その音を聞いたら、間違いなく、急にやりたいという気持ちが沸き起こってくるはずなんです。
私はそうでした。
これだ,、いまの私の気持ちを体から表現できるのは。
ここなんです。ドラムを大人からやるのを勧めたくなるのは。オヤジくさいことを言う気はないですけど、
まさに学生時代の若さを取り戻したかのような気持ちにさせてくれます。
私には電子ドラムをたたかせてくれて、そしてドラムを聞かせてくれた人がいて、俄然やる気になったわけですけど
買う気になったときには、その人とは会えなくなってしまい、実はどうしようかなって思ってました。
しかしやると決めたわけですから、それなりにやれるところまでやれなくてはやろうとした意味がありません。
空手をやるときに、DVDや教科書がまったく役にたたないのに、ドラムでもまたその条件でやるしかない。
さてそんなことがはたして出来るのか・・・・