はじめての楽器 その１２ スネアとハイハットが大切なのを理解すると、ドラムなしでも練習はやれることがわかる
これまでにもお話しましように、誰かにてほどきをはじめに受けるのが一番いいです。
もちろん音楽教室が確実ですが、これは資格学校と同じように費用もさることながら、時間を制約されることが何もましてつらいことですので、この手も難しいでしょう。
ではそれに代わるものがあるかと言えば、ドラム教室として動画を配信している人のを見るというのがあります。
私も購入前にはそうしてきました。
頭の中ではもちろんわかりますし、基本的なことを教えようとしているので、私にも出来ると感じることが出来るのですが、そう感じるだけでイメージがどうしてもわかないわけです。
ギターを練習するのに、ギターを買わずに動画をみているということはありえないですけど、
ドラムですと、買わずに動画をみるがまったく無駄だとはならないんです。
それは、ドラムセットの中で大切なのはスネアであり、その次がハイハットだからです。
動画を提供されている方々は家でドラムセットがなくとも
練習できる方法を教えてくれます。
私もさっそくやってみたのが、３０cm四方ぐらいのそこそこ厚みのあるゴムと同じ大きさのフェルトのようなものを
張り合わせたものを作って、それを使う方法です。
実は、それと同じようなものをドラム練習キットとして購入することができるんですけど、専用ですからそこそこ費用がかかります。
ゴムで作る方は、ホームセンターに行けば安く揃えられます。
そんなことしなくても、厚い漫画本なんかを叩いて練習している方もいるようですし、それで十分という話もありましたが、
このゴムのは厚さが１cmないですから、持ち運びも簡単ですし、それに壊れないです。
ドラムの役目は何かと考えると基本はリズムです。
いろんな叩くパターンがあっても、そのリズムをずっとキープさせられるかどうかがもっとも大切です。
これが全部のドラムやシンバルなどを同じ頻度で使うなら、ゴム板や漫画本で練習しても
ほとんど無意味ですけど、何が大切かというのを知ってしまうと、この練習が出来たら、
かなりのことが出来ていると考えていいというのがわかります。
それゆえ、講師のかたなども、こういう練習をしなさいと教えてくれるわけです。
私は、これで練習をして、ある程度かたちになったら購入をしよう。
もしこれでつまづくようであれば、購入は考え直そうということで、
練習をはじめました。
この答えはすでに出していますけど、いきなりここからだと、この練習はやってられません。
うまくできているのかどうかもわかりませんし、そもそも超つまらないです。
なぜ、そこまでつまらないのかといいますと、ドラムではスネアが大切だから、
それだけで十分練習できるということを知らなかったからです。
これは単にリズムを刻む練習をゴム板でやっているにしか思えなかったため、
やっているうちに何が面白いんだろうって感じになってきました。
これはスネアの代わりだという認識があれば、もっと有意義な練習ができたような気がします。
買ったほうがいいかもと言ってますが、これを読まれているかたは、購入せずに、
スティックを買って、ゴム板みたいなのを用意して、動画で練習するという選択肢もあるかなと思います。
そんなこととは知らずに、こんなつまんないものはやってられないと、最後に購入してみたというわけです。
購入してわかるわけです、ゴム板と同じことを練習しているなということに。