シニアになる前にやっておいたほうがいいこと 「時間があり余ってる」と言わないように

どんな状況においても、明るく生き生きとしていたいが私の望むことであり、多くのかたも同じではないかと思います。
さて、シニアであっても生き生きとしたいわけですが、やはり私の聞いている範囲では、
シニアのかたがもっとも発言する言葉「時間だけはありあまっている」と自然といってしまうのが
そもそも避けたほうがいいだろうと思います。

生き生きしている人は時間が余っているなどということはありません。
むしろ残された時間が少ないという発言をされます。
これは生い先が短いという意味で言ってるわけではありません。
思ったほどの時間がないかもしれないので、時間を大切にしたいという気持ちでの発言です。

そういう私の周りにかたがたなどの話を聞いていて、この「時間だけはありあまっている」ということを
言ってしまう人かそうでない人かでいきなり分かれているような気がしています。

シニア、この場合は現役リタイアといったほうがわかりやすいですけど、リタイアしてしばらくゆっくりしようと
思う人は、間違いなく「時間だけはありあまっている」と言ってしまう状況におちいってしまうでしょう。

こういった発言をしないように心がけるだけではもちろん、意味がないでしょう。
その状態に入る前、現役リタイアなら、そのリタイアする前に没頭できるものを見つけておく必要があります。

候補をあげるだけではだめで、すでにはまっている状態にしておかなくてはなりません。

大手企業で辞めずに最後まで働かれた方に多いのですけど、これまで、つらかったこともあったので、自分への褒美として
1年程度は失業保険もあるしと、そこで休養されてしまうかたがかなり多いです。
まあ1年もあるので、次のやりたいこと、没頭できる趣味やボランティア活動や場合によっては働き先があるだろう
と考えてしまうものです。

しかし現実的にこの状態にすると、次のやりたいことや働き先が見つかったかたは私の周りには一人もいません。

理由は実は明らかなんです.

若いときと違って、仕事であれ、趣味であれ、新しいことに対してチャレンジするにはあまりにも体力や気力をうしなっているんです。

そのまま続けていても、弱っている気力、体力なのに、長期の休憩など入れてしまったらそれこそ元にすら
復活できなくなっています。

若いころであれば、一緒にやろうよと誘ってくれた人たちもいたでしょう。

ゆっくりしようと思っている人に友達はほとんどいないはずです。
煩わしい人間関係をはやく切りたかったと思ってるからこそ休もうとしたはずです。

そんな人に友達がいたとしても同じような感覚のはずです。
時間つぶしの相手にはなっても、生き生きとするためにはほとんど役にたたないでしょう。

生き生きとしている人は、そんな目的も目標も持っていない人とはかつて友達だ、同僚だからといって
付き合いたいとは思わないはずです。

このように、一度休んでしまうと、もう本人に気力がなくなっているだけでなく、周りからもあまり相手にされない
状態になっているので、それこそ万事休すです。

結果、時間をつぶすことに明け暮れる生活になってしまい、とてもじゃないですが、生き生きと
生活することにはなっていないでしょう。

これは単に想像ではなく、これまで見てきた人たちの事実がそう教えてくれています。

とにかく、休もうなどとは思わず、今の人間関係も続けて、それ以上に新しい人間関係を
作るぐらいの勢いがないと、「時間だけは余っている」という生活になると思います。

シニア

Posted by yannori