やり直しの英語 その70 アメリカ人と話してみた
コロナ禍前であれば、英語を使って外国人と話すこともなくはありませんでした。
ところがその後は、外国人と英語を話すチャンスもまったくなくなり、対価を払って
わざわざ話しにいくことになります。
オンラインというものがポピュラーになった今、オンライン英会話を積極的にやられている
かたもおられるかと思います。
海外駐在をしていた友達によれば、英語を話せるようになるには外国人の友達がやはり
必要だとのことです。
しかし今の状況では外国人の友達を作ることはほぼ出来ない相談だと思っていたんですが、
不可能だと思っていた外国人の友達を作ることが出来ました。
外人バーというのをご存じでしょうか。
これは外国人があつまりやすいバーのことです。
外国のバーの雰囲気をもっていて、スタッフも英語を話すことができます。
だからって、外国人だらけってことではありません。
英語あたりは多少心得があるといった日本人も集まってきます。
また大して話せないけど海外の雰囲気を楽しむために来ている人もいます。
そんな外人バーが近くにあるということを教えてもらったので、少し通ってみることにしたのですけど、
たまたまそのときに来ていたアメリカ人を紹介してもらうことになり、そこで話をすることとなりました。
実はその方は英会話を学校で教えている先生なので、日本語もある程度できるんです。
しかし、英語を話したいという欲求があるため、こちらが英語を使うと喜んで
英語をはなしはじめるといった具合です。
話していた内容は、学校の授業のことでしたが、それがその方はさすがに英語を教えているだけあって、
すんごい綺麗な英語なので、すべて聞き取れるんです。
ただ、ここで私自身の英語力のなさをやはり感じてしまいます。
これまで学んできた内容は、決まったシチュエーションの話で、いつも決まった内容のやりとりが行われます。
つまりですね、それ以外の話になると、英語をうまく話せないんです。
たまたま読み終わった英語の本のあとがきにおもしろいことが書かれていました。
英会話をやることは初心者が思っているような高尚なことではない。
むしろ一輪車を乗ることを学ぶようなものだ。
こういうのは、大人よりも子供のほうが早く習得する。
まさに英語も子供のほうが早く習得する。
そこは機械的に練習によって習得するところである。
それを習得したあとに知識とかが積みあがってきて、大人の英語が完成する。
このステップを理解せずに、いきなり大人の英語を話そうとするので、
それが出来ずに挫折することになる。
だからまずは単純なところを習得しなさい。
といったことでした。
まさに、その話です。旅行では、買い物では、決まりきったビジネスでは
教材から学んだパターンをいくつももっているため、話しを続けることができますが、
内容が変わってしまったら、かなりがお手上げです。
しかし、外国人と話すことはまあないなと思いながら学習している英語ですが、
外国人とコミュニケーションをとれたとき、ほんと英語をやっててよかったなあと思う瞬間でもあります。