はじめての資格 いまさらだけど何をとるかな
この間受けた試験はどうやら不合格のようなので、また申し込むかなという感じです。
合格ラインちょっと下あたりで、連続して落ちますと、ほんと気力がなくなってきます。
まだまだ届かないなというのであれば、よし次こそはという気力が出てくるのですけど、
ちょっと届いてないが続きますと、実力よりも運のほうに左右されている感じがしてきて
なんか試験直前にならないと気持ちが入ってきません。
するとまた次も落ちるという感じになるんでしょうけど、気力が出てこないことには
これどうしようもないです。
残念なことに、この資格をとったら、自分に自信がつくとか、リターンがあるとか、自慢できるとか
そういうのがあれば、それをモチベーションにするのですけど、それがないんです。
じゃあ、なぜそれを受けているんだということになりますが、やはり一度受けたからには、
合格するまで受けるぞという気持ちだけは残っているからです。
気力が入らないとはいえ、直前は勉強しますので、そういう意味では知識は積みあがっていきます。
あとは、体力測定のようなもので、1日中試験を受けることができるかどうかを自分で確認します。
資格も目的をもって取得すれるのであれば、仕事にも活きますし、対象は少ないですが資格だけで食べていくことも可能でしょう。
なによりも自分が燃えます。
ところが、取得したい資格をとってしまうと、私のように、それ以外のものを取得する意義も見出せませんし、そもそも勉強する気力が出ません。
とはいえ、入社試験などと違って、このような国家試験というものは、運が多少あるとはいえ、
不合格は自分のせいで 合格は自分の成果として考えていいものですから、
受験をすることは尊く、一切受験しないということにはならないかなと思います。
技術者出身の私がこれから取得する努力をして価値が少しでもあるものがあるとすれば「行政書士」あたりかなと思います。
あとは「英語検定」ぐらいでしょうか。
仮にとれたとしても、ビジネスにいかせそうにありませんし、かといって、その世界で食べていくなんていう
スキルも人間関係もありませんので、努力したことによって得られた知識を自分に積み上げるという楽しみだけでしょう。
しかるべき知識を確実に得たということを証明してもらいたいという気持ちで資格取得をするということはあると思います。
私がそうでした。
しかし、実際にほしい資格を取得してみて感じることは、こういうものは若い時にさっさと取得して、資格を生かせる職場にて
スキルを蓄えるという選択をしないかぎり、それそのものは自動車運転免許にも届かない価値しかないという感じです。
運転免許などは、時間と多少のお金があれば誰だってとれるものです。
そこにたどり着かないとはなんともさみしい話ではありますが、事実でしょう。
こんなさみしい話をしているものの、これは、その資格の世界でずっと生きていくとすればということだけであって、
資格を持っているということは、別の価値で生きてきます。
それは自分の今の職種を変更せざるを得ないとき。
シニアを意識しだす年齢になって、自分の今の立場を放棄せざるを得ない、または転職などを考えざるを得ないときに
何が自分の売りになるでしょうか。
若ければ、これまでのキャリアそのものが売りになりますが、若くなければ、これまでどれだけ輝かしいキャリアであったとしても
そういう人を欲しがる企業はいません。
どのような会社でもシニア近くの人はリストラされることはあっても、あらためて雇用するなんてことは基本しないわけです。
そういう事情だとして、さて何が自分に残っているでしょうか。
そうなんです、資格を過去に取得していれば、その資格だけはしっかりと残っているんです。
大学卒業してから、大手で海外常駐も何回かやり、英語は当然として、他言語も話せるし、最後は役員をやっていたという人でも、
就職斡旋会社ではなくて、例えばハローワークに行ったとしたら、担当のかたから、ところで何ができますかと聞かれます。
歳をとっていると、前のキャリアには見向きもされず、それより、別にどんなことが出来るかを聞かれることになります。
ここで、資格をもっていれば、その話になりますが、それもないとすればですね、ちょっと厳しいですねという答えしかなく、
恐ろしい求人倍率の仕事しか紹介されないことになります。
当然、面接にすら届きません。多くのそういう人がいるわけですから。
キャリアが輝かしくなくても、歳はちょっととってますけど、資格はもっていますので、勉強しますからぜひ一緒にやらせてくださいはありなんです。
これは私が実際にこれは見聞きした話ですので、実際に起こる話です。
こういうときのためにと、資格を何も持っていないとしたら、そのときに使えそうな資格は必ずとっておくべきだと断言できます。