武道の基本はどこもおなじ 剣道を見てきました
私は空手をやっていますが、格闘技としてはキックボクシングを少し教えてもらったぐらいです。
武道としては柔道、剣道、弓道、ぐらいがまず思い出されます。
それらの武道をやっている友達はいても、実際に稽古を見に行ったことはありません。
たまたま、剣道の稽古を見に行く機会がありました。
空手をやっているからといっても剣道のことが少しぐらいわかるはもちろんありません。
そのため、同じ武道として、どういう共通点があるのかという見方で見学をさせてもらいました。
剣道をこれからやるは100%ありませんので。
共通点だけを書き並べますと、まず剣をあてるときに、空手とかの気合にあたる発声をするということがあげられます。
空手の場合は相手を攻撃するときに気持ちを入れるというのもありますが、
実際はそっちよりも、呼吸を行うということのほうが大切です。
力を入れるときには、呼吸をとめてしまうということが普通起こるわけですけど、そうしますと
あっという間にばててしまい、試合であれば負けになります。
剣道のは打つ瞬間の気合という意味が大きそうだなと感じます。
武道は礼に始まり礼に終わるが基本ですので、もちろん剣道でも礼については大切にされています。
団体によると思いますが、私が見学させてもらったところで言えば、私の所属している空手道場のほうが
より宗教に近い感じがします。
空手の場合ですと、神道の儀式に近いものがありますが、そこまではなかったです。
そのあたりの一部を除けば、礼については共通していました。
空手のように十字を切るということはもちろんしませんが、先生だけでなく、使った道場について「ありがとうござました」という声かけ
などは同じです。
元気に声を出す。機敏に動くなどは武道だからというわけではありませんが、同じです。
ただ、今の空手道場とは違い、残念だったのは、生徒数(道場生数)が減ってきていることです。
少年部と一般部と同時に稽古をしていましたが、道場生5人にたいして師範が3人。
確か、前にみせてもらった稽古風景では生徒がかなりいたはず。
次々に辞めていったそうです。
武道そのものは、そんなに人気のある稽古事ではないだけに、そもそも人が集まりませんし、退会していくことも
仕方がないかもしれません。
空手も同じでしょう。
しかし、残念なのは、この剣道場では少年部で、しかも入会1年程度で次々に退会していることです。
空手も多くの方がやめますが、少年部の人はあまりやめません。
何がちがうんでしょうか。
これだと、団体を運営されているかたがたにとってはさみしい話です。
同じ武道家として、せめて少年部だけはあまりやめてほしくないなと思った次第です。