やり直しの英語 その82 どこまでやればやり直しに区切りがつくのか。その答えは。
前回はやり直しの英語ということで、どこまでいけばやり直せたことになるのかという話をしました。
相変わらず続けているシャドーイングもどこまで行けば終わりにして次に移ったらいいのかも
まだわかっていません。
もちろん、これが終わったら一区切りになるという感じもしません。
困ったものです。
始めたものの、いったんの区切りがみあたらないというのは。
さて、東京外大の元学長の小川芳男の本をたまたま読んでいるわけですけど、
なるほどという話がいくつか出ていました。
その中で、今の話の流れで非常に参考にこととしては、
語学は技術的な要素がどうしてもある。
技術は、一度習得すると忘れるということはない。
しかし、習得したというところまで行かないといつまでたっても
何も習得していないと同じである。
その技術ということについて、自転車と水泳の話が出ていました。
例えば、自転車に乗るのに練習をするわけですけど、はじめのうちはかなり気合を入れて
時間をかけて、10mぐらいは自力で走れるところまでに持っていく。
そこまで出来たら、時間をかけなくても、どんどん進歩していく。
水泳であれば、水に浮いて少し進むようになるまではかなり頑張る必要がある。
これは語学でも同じだというわけです。
自転車も、水泳も、そのレベルにまで達しないうちに、練習をやめて、
また次同じことをやったとしてもいつまでたっても習得できない。
これは語学でも同じで、あるところまで時間をかけて一気にそのレベルに持って行くようにしないと
いつまでたっても何も習得していないのと同じ。
例えば英語がいつまでたってもモノになっていないことを嘆く前に、本当にそのレベルになるための
努力をしてみたかどうか考えたほうがいいということと言われています。
先生いわく、毎日1時間の英語の学習程度ではいつまでたっても身につかないし身につくわけがない
ということです。
これは、英語がなかなか身につかないと嘆いている、私のような人にとっては、
耳が痛い話です。
継続が大切と私は語っていますが、それは間違いないわけですが、語学については継続をすることで効果が出るのは、
スタート時点でかなり追い込んでやった人だけだというわけです。
私がこれまでにこうだと語っていた話を裏付けてくれる話です。
それは英語でこれだけやったら、こんなにいい結果を出せたという人は、そもそも力があったから出来ただけで、
そこまでやっていない人にはそんな話は参考にもならないという話です。
自転車で言えば、昔乗れてた人が、今は乗れなかったけど、こうやれば、すぐに乗れるようになったと言っててもですね。
一度も乗ったことがない人が、同じようなことをしても乗れるようにはなりませんよね。
語学もそれと同じだというわけです。
となりますと、やり直し英語としては、習慣づけるは当然としてですね、習慣づけたものをどこかでおもいっきり
ドライブをかける時間がどこかで必要だということになります。