はじめてのお経 般若心経を読む
シニアの話でお経の話が出ますと、そんなの今からはやめてくれとなるでしょうけど、そこは
やや違った話です。
信心深いご家庭、旧家のかたなどは、お盆にはお経をあげてもらうことが多いかと思います。
キリスト教や他の宗教の信者ですと、お経は、むしろ歴史的なものとして学校の教科書に載っているもの
という認識でしかないでしょう。
さて私たちの場合は、お盆はこれまでのご先祖の流れを組んで
浄土真宗と真言宗の両宗派と関係しています。
にも拘わらず、親はキリスト教という、こういう場合はどうやってお盆を過ごすべきか
悩んでしまうような関係です。
キリスト教からすれあ、お盆は仏教のイベントにすぎないわけですが、
キリスト教信者でもないのに、クリスマスを祝うということは世間では普通ですので、
それにのっとって、キリスト教であっても、お盆は仏教のしきたりに従いましょうということになります。
今回はそんな話です。
これまでは、仏事はすべてお寺に任せていたわけですけど、親戚連中が集まるぐらいのときは
それもよかったわけですけど、、都会ですと、集まるのも大変ですし、先祖の墓が近くにあれば
まだしも、それらも別のところにあったりしますと、そういうこともなくなってきます。
それでは仏事はやらないのかとなると、なんかそれもなんとなくさみしい。
そこで考えたことが仏壇を前に「般若心経」を自分たちで読もうです。
宗教のことなんか、まったく知らないし、仏事もほとんど参加したことがないというかたであれば
「般若心経」なんて聞いたことあるけど、なんなのそれはってことになるかと思います。
これはですね、いつごろ出来上がったかについては諸説あるわけですけど、非常に大切なことは2つあるかと思います。
1つ目は仏教の各宗派においても共通とされているお経です。
2つ目は短いため、読むの時間をあまり要することがない。
今回の話に戻りますと、二つの宗派が共通ということでので、
これだけを唱えれば問題なく仏事となるということです。
さらに、2つめの短いということは、お坊さんがではなく、我々が唱えたとして、
十分に読み切ることが出来るということです。
仏事では、経典を渡されて、一緒にお経を読みあげたりしますので、素人とはいえ
だいたいの読み方の雰囲気だけは真似ができるかと思います。
今年からこれで行こうとなったわけです。
経典も漢字ばかりだと読むことができませんが、誰にでも読めるようにと
よみがながついていたりしますので読み方を知らなくても声に出すことはできます。
ましてや、今回は仏教のことなどこれっきしという人でも聞いたことのある有名な「般若心経」
ですから、ネットにいくらでも解説やら読み方や動画までありますので、
自分でやるは難しいというわけではありません。
年に1度ぐらいでしたら、般若心経を読むは宗教うんぬんは別にして
やってみられることをおすすめしたいと思います。