はじめての演劇 その11 1分程度の即興劇
演劇の稽古がありました。
そもそもはじめての経験ですので、何をやっても目新しいわけですけど、
今回はこれまでと違った演劇の稽古らしい練習がひとつ加わりました。
ペアを組ませて、その2人でショート劇をやらせます。
そのお題としては「ご期待にそえるように頑張ります」
という言葉を必ず使う以外はどういう設定でやってもいいというやつです。
もちろん、どんな場所のどのような会話の中でそれを使うのかも自由です。
そうですねペアが決まってから5分ほど話し合って、こういう流れにしようとか決めます。
大枠だけを決めて、あとはすべてアドリブです。
私の相手は開発会社に勤務されている方だったので、じゃあオフィスでの会話にしようと決めました。
誰かが異動でやってきて、その流れで「ご期待にそえるように頑張ります」ということにしようと。
そこで考えたわけですけど、確かにそれでその言葉はつかえますけど、なにやらオチがありません。
どうやって終わるかが難しくなってきます。
そこで、視点を変えて、ダメダメマネージャのところに、異動になってきたものの、
異動相手に切れて 最後マネージャが「ご期待にそえるように頑張ります」
と言わせる。
まあコント的な感じではありますけど、こうやれば終われるなということで劇をやりました。
今回は自動車開発部門のダメダメマネージャを相手がやり、不採算のスマホ開発部門から異動させられた
さえないおっちゃんが私の役です。
さえないおっちゃんの役なら任せてください。
しかし、こういう話は経験上、本当によく起こることです。
ただし、逆切れはないです。
そのときは、退職するしかないでしょう。
ここは劇ですので、派手な話にはなっていますけど。
さて我々の番です。
ダメダメマネージャが、私に対して、文句を言ってきて、最後に私が逆切れして、
お前こそちゃんとマネージャの仕事をせんかいと大声で言い放って、彼がその言葉にひるんで、
「ご期待にそえるように頑張ります」と言ってオチをつけました。
受けはよかったですね。なんかショート劇ならぬショートコントみたいです。
しかし、相手のかたは、悪者になり切れないので、どぎつく攻めることができません。
逆切れは退職を意味しますから、簡単にそういう状況にはなれませんので、ちょっとためていたわけですけど、
やや限界がありました。
自分の本来の性格を偽るのが役を演じるだと思いますが、たとえば悪役は相当なスキルがないと
なかなか出来るものではないなと思いました。
役を演じるというのはほんと見ていておもしろいです。