やり直しの英語 その93 TOEICテストプラスマガジン活用中級編
英語力がついたかどうかを自分で感じるのはかなり難しいので
集中できる時間をはかるのがおすすめとの話をしてきました。
それにはTOEIC模擬テストがいろんな意味で活用できそうですし、それらを安価に手に入れるは
TOEICテストプラスマガジンが最適でしょうと。
もちろん、一番いいのは、模擬テストの点数をぐっと上げることです。
しかし、それが短期間では上げることが簡単ではありませんし、少しやったぐらいでは点数が上がるどころか、下がったりもしますので
モチベーションの維持という意味では逆効果になったりします。
そこで集中時間を使えばいいということになりますが、それがMAXの120分の持続が出来たとします。
そうなると、集中力維持という意味では、もう十分ですので、そのときこそ点数アップをねらっていきます。
ここまでできると、TOEICは時間配分がすべてだという人たちの話に耳を傾けることができるようになります。
今は120分出来ただけですから、解いてない問題が大量に残っているはずです。
つまり、点数はそれほど期待できるほどではありません。
ここからは、時間配分の黄金律と皆さんが言われている時間に自分を合わせていく訓練をすることになります。
もっとも、ここでいう時間配分はリーディングセクションの話です。
リスニングは相手が一方的に進めますので時間配分はもちろん関係ありません。
この時間配分は、多くのかたの動画やサイトを見てもらったらいいかと思いますが、
パート5は10分
パート6は10分
パート7は55分
時間配分の難関はパート5と6を合わせて20分以内で解かないといけないところです。
細かくいけばパート5は12分。パート6は8分といった感じまではいけます。
ここのパートは時間をついかけたくなります。
時間をかけたからって点数が上がるということでもないわけですけどこれまでの学校のテストのときのように
つい時間をかけてしまうわけです。
入学試験のように1点勝負を意識するものではないため、ほんと時間かけてもそのセクションの得点は上がりません。
時間をかけてしまったぶん、後半の時間がまったく足りなくなり大量に問題を残してしまい、マークシートの絵塗りになります。
実にうまく出来ているなあと思うのは、よっぽどの高速読みが出来る人でない限り、パート7は55分でも余裕がほとんどありません。
早く解かないといけないわけですから、ゆっくりと読んでいるわけでもなく、答えを見つけたら、読まないぐらいの勢いのはずなのですが
時計をみると遅れ気味。
その遅れを取り戻すには、それなりの時間が必要です。そうこうしているうちになんとか最後の問題が解けたときには余裕が1分もないといった
状況になります。
もし、パート5と6で25分かけたとしましょう。たった5分ですから、あとで取り戻せるだろうと思いきや、とんでもない。
その時点でパート7の10問ぐらいは解けない可能性が出てくることになります。
取り戻そうとする気持ちが問題をよく読まないということになり、つい問題文を読み返しそうになるんですけど、これが逆効果で
読み返した時点でさらに問題は残ることが確定です。
パート5と6ははじめに目標時間を確認したら、それに向かってなんとしてでも解き切ることが大切ということになります。
私も120分集中が出来るようになってからですけど、この時間配分の教えにしたがってトライしましたが、
パート5と6はとにかく20分で終わらせないと、最後の問題にたどりつかないことは試してみてわかりました。
私の知っているTOEIC高得点者は、最後の10問ぐらいは残ってしまっているようですが、それでも800点は楽々超えてます。
とすれば、10問ぐらいは残ってもいいじゃないかとなるわけですけど、私みたいな精度の低い人は、つまり正解率の低い人は
精度を上げることよりも、まず解き切ることから精度をあげていったほうが間違いなく点数は上がっていくだろうと信じています。
TOEICの点数がなかなか上がらない原因は、もちろん基礎が不足しているからだとか、そう考えてしまいますし、実際そうなのかもしれませんが、
私が思うに、基礎が出来てないよりも、TOEICで必要とされている理解する速度が不足しているので、そちらをあげることを優先させたほうが
効率的であろうと考えています。