空手のいいところ 中高生や大学生の力を直接感じることができる

空手をやられていたものの、稽古に来なくなってからまたやられる方はかなりの少数です。
私はかなり少数の一人とも言えます。

それはそうです、これすごいきついです。
休めば休むほど、稽古に行きたくなくなるのは当然の心理かもしれません。

私自身も入門当初1回休むと、ずっと行かなくなるであろうことは自分でわかっていました。
そのため、休まずに続けました。

何年やられたとしても、あるときに行かなくなると、もう行きたくなくなるものです。
数年やれば、あとは続きそうな気がしますけど、そうではありません。

入門してから、数か月で辞める方はかなりいますが、だからといって、数年やっていても
辞める人は辞めます。休会扱いかもしれませんが。

少年部のかたは、中学生になると卒業ですので、以降退会するかどうかを知らせてくれるようですが
一般部では、私は退会しますという連絡をする人はまずいないです。
よって、月謝の関係がありますから、しばらく休会しますという報告はしておられるかもしれません。
私は物理的に参加不可能なため、退会する旨を伝え休会扱いになっていましたが、物理的に可能な状態で
休会を続けるのは、ほぼ辞めたのと同じような気がします。

今やりなおしをさせていただいている道場はそんな感じで道場の稽古しているかたは減ってきていますが、
特別に稽古をつけていただいている空手仲間のかたたちは、空手を自分の人生から外すといったことが
まったく出来ない感じの人たちです。

私は、そちらのかたがたの影響もあって、空手をいまさら辞めるなんて出来ないという気持ちを同じくさせてもらっています。

さて、そうやって今の道場では、やりなおし空手のような形でやっていますが、というのは、あとでお世話になった
かたたちは、流派が違いますので、再入門みたいなものです。

そこであらためて感じるわけですが、空手は老若男女問わずやれるものですけど、
私の場合は、若いひとたちとお手合わせが出来ることが何よりも大切にしています。

劇団でも若いかたがたが多く、そこで多くの刺激を得るわけですが、体力面といういみで
若いかたがたと直接やりあうことは年配のかたはまずないかと思います。

まあ、酒が強いや弱いやといったことぐらいでしょう、若い人と中年以降のかたが
さも体力の話をすることになったとしても。

しかしですね、中学生や高校生、そして大学生のひとたちと、直接体力でやりあいをすることって
そうないと思います。

市民マラソンとか自転車レースとかで若い人たちと体力勝負は出来ますけど、コンタクトしている
わけではありませんから、そこは少し違っていて、スキルの勝負のように見えます。

本当の力を見るには直接あたる必要があるわけですけど、喧嘩好きのおかしな連中をのぞけば
腕相撲ひとつやったことないかと思います。

それが、こういった空手や格闘技とかでは、直接パワーを感じることができます。

やはり彼らは強いということばかりじゃなくて、ここは若い連中よりも私のほうが強いなという
そんなことを感じることが出来るというわけです。

我々は年配だから、そりゃ若いやつには何ひとつ勝てないと思うかたは多いかもしれませんが、
実はそうではないということを感じることができます。

これは自分に対しての自信にもなりますので、大切にしたいところです。