やりなおしのマラソンと自転車 その11 ロードレーサで10万円以下はやめておいたほうがいい理由
予算も大してもっていないのに、自転車を何台も買ってきた私が、明らかに失敗したというものがあります。
買いなおすときには、必ず、そのあたりを考慮されたほうがよろしいかと思います。
あれもこれもと、それも低予算で購入してきた人はそんなにいないでしょうから、
このあたりはかなり自信のある内容です。
ほんと、予算がしっかりあれば、そして買う勇気がはじめからあれば、こんな失敗はしなかったでしょうが、
逆に失敗したからこそわかったことも結構あります。
まずロードレーサからです。これは10万円はかかるという話をしましたが、自転車ショップにいけば、そこまで出さなくても
ロードレーサはあります。
しかし、まちがいなくそれはやめておいたほうがいいです。
それ以上予算が出せないというのなら、同じ価格のMTBにしましょう。
どこが違うのかと言いますと、前回出ましたコンポがきっと許容できる性能のものではないからです。
乗り始めのころは、そのあたりがピンとこないのですけど、よく乗るようになるとちょっと許せなくなってきます。
安価な自転車は、当然、コンポも安価なのを使います。まず問題になるのがブレーキです。
これは効きが悪いです。ある意味致命傷です。速度を出すのに、ブレーキの能力が低いでは話になりません。
ロードレーサは前輪ブレーキしか使わない場合が多いです。にもかかわらず効きが悪いとなると、右手の握力では止まり切れないとなります。
ロードレーサでありながら、速度を出すのは危険ということになります。
次に変速がうまく出来ないときがあります。まあこれぐらいはブレーキに比べれば耐えられるかもしれません。
もうひとつ重要なことをあげれば、フレーム本体が安物で重いです。
溶接が外れるまで乗ることはないかと思いますが、タフに乗るとそのあたりも不安になります。
重いというのは、これ速度を出しにくいそのものですから、レースには出れません。
コンポは交換をすることもあります。しかし、安価なロードレーサはその交換も自分で交換出来るかどうかわからないようなコンポを
使っている場合が結構あります。
レース用ではないものの、ちょっとそのへんをトレーニングで乗るにはいいかなと購入した自転車はまさにすべてがそうでした。
調子悪くても、交換がどれも出来ず、もうどうしようもありません。
ここまで違っているとは思っていなかったため、いい勉強にはなりましたけど、ちょっと許せない感が出てきました。
もっとも、自分の知識が不足していたということで、この怒りをぶつける先はなかったわけですけど。
安いロードレーサを買ってしまった悲劇でしたが、そのようなことにならないよう、必ず10万円程度は出してください。
自転車で後悔することはないことだけは保証します。