はじめての筋トレ その31 リハビリに通う人たちに求められている筋力は弱い。歳とるとここまで弱くなるんだ。
相変わらずの状態ですので、筋トレはそこそこですが、リハビリには毎週かよっています。
リハビリは痛いですけど、そのおかげもあって、肩の可動域は少しづつ広くなっています。
説明を受けてわかりましたが、リハビリは、可動域を広げるだけでなく、動かせなかったために起こる
筋肉の衰えを元に戻すという役割もあるそうです。
確かに、動くようになったからといって、筋力が衰えていたら、足ですと歩けませんし、手ですとモノをもてません。
そのため、軽い筋トレのように負荷をかけて動かすというのもメニューに加わってきました。
ところがの話が今回の話です。
私がお世話になっている整形外科のリハビリに通われているかたは若いかたよりも圧倒的に年配のかたのほうが多いです。
年配といっても後期高齢者というかたではなくて、中年以降です。
かなりの高齢者のかたは、リハビリ専門施設であるとか、入居や通われている施設のハビリなど、そういった
高齢者の多いところへ通われているものと推測されます。
そのため、補助車を押しながら来られている人はほとんどおらず、また杖をついて来られるかたも少ないです。
そういったところでリハビリを受けていると思ってください。
さて、そのところがですが。
筋トレにあたることも、やってくれるわけです。
私は肩ですから、療法士のかたによって押さえられている手を持ち上げるよう指示が出ます。
10回やってくださいとか。
それでは、こちらも10回やってくださいと持ち上げます。
私として問題にしたいのは、この負荷です。
これを重さにすると5kgぐらいだと思います。なぜかと言いますと、私が家で使っているダンベルが15kgなので、
感覚で重さがわかるんです。
こんなのは当然何回でも何十回でも出来ます。
それがですね。それをやると。よく出来ました。筋力は落ちていません。
という判定がくだるんです。
え~!! です。
いくら腕の筋力がないからって、やはり30kgぐらいは私でもシムでは使います。
それが5kg10回ワンセットで筋力が落ちてないと判断されるんです。
私は30kgやれるのに5kgだと判断されるのに対して憤(いきどお)りを感じているとか
そのような話ではありません。
リハビリに通ってくる、いい年をした人は、この程度の筋力しかなくてもまったく問題なく健康だと
思われているということなんです。
歳をとると筋力が衰えてくる一種の病気であるサルコペニアを少しでも避けるために、筋トレをやりはじめましたが、
多くの人はこのレベルにまで筋力が衰えることがあるんだということにショックを受けました。
理学療法士はプロですから、何百人もの患者をみてきています。
よって、間違いないデータが頭の中に大量に入っているわけですから、
私に対してだけたまたま負荷が軽かったということはありえません。
筋トレをしない限り、自分がどの程度のウエィトを使えるということはわからないとは思いますが、
これは怖いですね。
皆さんも是非筋トレはやるようにしてください。
私も積極的にもっとやるようにします。