シニアになる前にやっておいたほうがいいこと  シニアになってからでは遅いと警鐘を鳴らす人たち

ビジネス記事では50代をターゲットにした早期退職、希望退職、解雇などがよく扱われます。
さらに不安をあおるかのような、定年後にうまくいかない話がそこに追加されていきます。

誰が記事を書いていても、大枠としてはほぼ同じような内容になっていきます。

ここで私が提案していることは、リストラの波にのまれてしまい今後どうやって生きるかを
考え続けている余裕のない人よりも、私には余裕があると思っている人にこそ耳を傾けてもらいたい内容です。

シニアになってからでは遅いんですという私と同じようなことを書かれているかたの
記事をたまたま読ませてもらいました。

その方によりますと、セカンドキャリアを自分の思ったように過ごせる人は10%と言われているけど
そのとおりだろうと認めておられます。

残りの90%は企業人であれば、そのままの感覚でセカンドキャリアを迎えた人だという見解です。

時間が出来るから、好きなことをこれからはやろうとしていたものの、実際には2か月もしたらやることがなくなって
家でダラダラすごすことが増える。

そうなると家族からは外に出て行ってほしいと思われ、相手にされない。
友人もいない。

これは大手の役員をやっていた人でも同じ。

定年になったら、これをやるぞと思い描いていたことも、その時点からやるにはハードルが高く、
諦めることに。

筆者いわく、セカンドキャリアの5年から10年前からそのための準備をしておく必要があり
それが出来なければ、やはり残り90%にはいり充実した人生にはならない。

私が思っていることと同じです。
シニアになってから、何かをやろうとしてもそう簡単にやれることはありません。
若いときに出来なくて歳を重ねたからこそ出来るものというのはそう多くありません。

企業人としての経験をその後活かすことを新たにはじめられるというかたはかなり少ないかと思います。
そのかたはかなり恵まれているかたでしょう。
まさに10%です。

今まではなかった自由な時間がいっぱいあるだけでは何ひとつ進歩しないはずなんです。

自由になれるので、これまでの人間関係も整理してしまう人も多いかと思います。
こちらから整理する気はなくても、相手から整理対象になっているかもしれません。
つまり友達だと言えるような友達もたぶんいない状態になっている可能性も高いです。
慕ってくれるような元部下や仲間もまったくいなくなっているかもしれません。

私自身、周りをみていると、そんな人たちばかりです。

朝は遅く起きて、テレビをみて、昼ご飯を食べたら眠くなるので軽く昼寝をして、
そして健康に悪いからと少し外に出て、年金生活者が集まるような場所に行って
安い居酒屋などで飲んで、帰ってきたら、またテレビを遅くまで見て寝る。

1日はあっという間にすぎ、それを明日も明後日も曜日関係なく続けていく。

これが90%の人たちの典型的な日常でしょう。

はじめからこうなりたかったわけではないと私は思っています。
しかし、こうなってしまうのが多くの人ではないでしょうか。

記事の筆者が書いていたように、シニアになるための準備がまったく足りないわけです。
時間だけあっても何も出来ないということをもっと早く気付くべきだったんです。

とはいえ、ここで気合いれて元の気持ちに戻すチャンスはいつでもあります。
そういう人たちももう一度気持ちを持ち直してもらいたいものです。

シニア

Posted by yannori