音楽 バレエ「くるみ割り人形」を見に行くので勉強をしておこう

バレエ公演があるのでよかったら行きませんかというお誘いがあり
チケットがあるかどうか問い合わせたところ行けそうな日程が残っていたので
行くことにしました。

バレエに行くことにしたというと、バレーボールは私興味あまりないんですと
言われるほどバレエはなじみの薄いものです。
いやいや私はバレエと言ったんですけど。

確かにクラシック音楽が好きな私でも今回はじめてというぐらいですから。
日本ではかなりマイナーなような気がします。

バレエ音楽と言えば、なんといってもチャイコフスキーです。
バレエ音楽ではストラビンスキーというこれまた有名な作曲家がいますが、
チャイコフスキーには人気という点ではとても及びません。

チャイコフスキーのバレエ音楽の主旋律はいろいろなところで使われているため
「くるみ割り人形」がはじめてでも、知っている曲がかなり出てきます。

チャイコフスキーは作曲家としてとても有名なので、ではバレエを見に行くかとなると
そうはならず、それなりに敷居が高いものです。

モーツアルトが大好きで「フィガロの結婚」の序曲は知っていても、フィガロの結婚をオペラとして見に行った
かたは少ないかと思います。それと同じようなものでしょう。

バレエですと、そのバレエにある程度精通していなければ、面白さはなかなかつかめないものです。
イタリア語がわからないのに、勉強なしで字幕のないフィガロの結婚を見に行くようなものです。
高いチケット代を払いながら、途中から寝るしかないというぐらい退屈な時間があります。

私はそれを経験していますので、バレエでも間違いなくそうなります。

そこで勉強をします。オペラと違い、歌詞や言葉まである程度覚えていく必要がないのは救われます。
音楽は有名ですから、これは勉強しなくてもわかります。

物語がどうなっていて、踊っているところは、どういうことを表現しているのかを知識として入れておけば
あとは美しさを感じればいいというわけです。

「くるみ割り人形」はシナリオがとても幻想的で個人的には不思議の国のアリスを思い浮かべる内容です。

クリスマスイブにパーティがあり、クララの叔父が自動人形を使ってそこに集まった子供たちを喜ばすというところからはじまります。
クララはねだって、くるみ割り人形をもらいますが、兄が壊してしまいます。
そこで壊れたくるみ割り人形を夜中心配になって見に行きます。
そして0時になったとたん、クララは小さくなってしまい、ネズミたちに対してくるみ割り人形たちの部隊が
家から追い払おうとします。
すんでのところでやられそうになったくるみ割り人形をクララが靴をなげて救います。
するとくるみ割り人形は王子になって、クララを人形の世界に連れていきます。
最後は、実はこれらはクララの夢だったということで話が終わります。

まあ素敵な話です。バレエ音楽はチャイコフスキーまでは、有名な作曲家があつかうような音楽ではなかったそうですが、
彼が作ってからは、バレエ音楽もそうですが、バレエの芸術性をも一気に高めることになります。

バレエ音楽の作曲を劇場から依頼されたものの乗り気ではなかったわけですが
脚本をみて、やる気になったというエピソードが残っています。

確かに、それはありそうです。

バレエそのものも少しは勉強してから見に行くことにしていますが、それを勉強しなくとも
あの跳躍とからだの柔らかさ、そして力強さは常人では無理ですね。
ちょっと練習したら出来るとかそういった世界ではないことぐらいは私でもわかります。

空手の柔軟でいつも冷や汗が出ている私にとっては、超人にしか見えません。

格闘技

Posted by yannori