シニアになる前にやっておいたほうがいいこと シニアになってデニーロのようになっているだろうか
英語学習のためということで、マイインターン(The Intern)がおすすめ映画になっていましたので
それを見ました。
英語は綺麗で聞きやすいので、さすがに英語学習教材として推薦されることはあるなという気がします。
そんな英語のことを言いたいわけではもちろんありません。
主役はロバートデニーロとアンハサウエイで、ハサウェイがスタートアップ企業の社長で、
デニーロはシニアインターンという制度で入ってきたはじめての社員です。
話としてはハートフルなストーリーなのですけど、話の中のデニーロの役どころに注目します。
デニーロは70歳の役です、映画は2015年に公開されていますので、実年齢とほぼ同じです。
映画のはじめに、なぜインターンを申し込むことになったのかの話が出ています。
リタイアしてすぐは、自由になったことがうれしくてダラダラしていたけれども、
妻が亡くなってからは、そんな生活にあきて、外にでるようになった。
毎朝スタバに通い、海外旅行も行って楽しかったけれども家に帰ったらむなしかった。
息子一家がいて遊びに行くと幸せを感じることは出来るけど、彼らに頼りすぎている気がした。
時間だけはあったので、出来るものは次から次へと試してみた。
ゴルフ、ヨガ、翻訳、などなど。
それでも心にぽっかり空いた穴はどうやっても埋まらない。
それを埋めるべくインターンに応募することにした。
ということになっています。
映画の話ですけど、シニアの気持ちを見事にいいあてているような気がします。
シニアになる前に、そのずっと先の自分のことをあまり考えずにリタイアしてしまうと、
恵まれた人でもこの話のようになると私は思います。
これまでもシニア前にいろんなことを準備しておきましょうと薦めているわけですけど、
フィックションとはいえ、そういう意味では考えさせられる映画です。
そして果たして自分が70歳になったときに、このデニーロの感じぐらいに
なっているでしょうか。
映画ですので、面白くするために普通はないなって話がいくつも入っていますけど、
それにしてもジェントルマンというところは参考に出来るはずです。
そんなジェントルマンにそのときになれているかどうかを考えたときに
少なくとも私はそうなる自信がありません。
今以上に努力する必要があるなと考えさせられた映画でした。
シニアを意識した人には英語教材としてだけではなく見てほしいなと思います。