シニアになる前にやっておいたほうがいいこと 田原米子さんの生き様は多くの人を勇気づける
適当なテーマが見つからないものの、このかたの話は私にとっては衝撃的でしたので、
シニアという枠に紛れ込まして書かせてもらいます。
誤解のないように先にお断りしますが、宗教の話をするわけではありません。
田原米子さんというもう15年以上も前になくなったかたです。
クリスチャンで多くの人を勇気づけるために、いろんな社会奉仕活動をしていたと聞いています。
奇跡の人とか言われているかたで、私も勉強不足なものではじめて知った方です。
たまに行くクリニックに、あるキリスト教会が発行している小冊子が毎月置いてあり
待合室で待っている間に読むことにしているのですが、今回は田原米子さんの話でした。
話としましては、17歳のときに母親を亡くしたことで悩んで電車に飛び込み、それこそ奇跡的に助かったものの両足を切断、左腕も切断、右腕も指2本が切断。
つまり指3本の右腕しかまともに残っていなかったということになります。
再度自殺をはかったものの、それも未遂となり、荒れていたものの、ときどき訪れてくれた
宣教師のかたのおかげで、キリスト教に出会い、新しい人生をはじめたというわけです。
キリスト教会の小冊子ですから、それぐらいの内容しか書けないでしょう。そして彼女が
気持を切り替えるために目にした、一節を紹介するといったところで終わります。
この話を聞くと、何かキリスト教が彼女をいきなり救ったという感じに見え
そんなことが実際に起こるのだろうかという疑問も少しはわいてきます。
私には到底できそうにないなと。
これだけの人ですから、きっと何か残されているだろうということで探しますと、
NHKラジオの本人インタビューで40分も話されているものが残っていましたので、
それを聞いてみました。
神に生かされて 田原米子
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=PhQm0ft1N9U
ご本人の明るい話し方だけでなく、その自殺を試みたときの話から、自分が変わっていくまでの
話をそれは細かく話されています。
それを全部聞いてみますと、キリスト教だからという感じではありません。
宗教なんてどれも同じだと思ってたとか、
家族のやさしさがかえってイラついたみたいなことまでそのまま話をされています。
昏睡から目が覚め、それからゆっくりと月日単位で手足がないことを理解していくさまは
明るく話されていますが、非常に怖く感じます。
この本人インタビューは是非に聞いてほしいです。
最終的には彼女は自分の甘えに気が付いたということになるとは思いますが、
彼女の変わっていく様の話と、そしてネガティブ発想から超前向きな考え方に
変わったあたりは我々も真似をしたいところです。
前向きな考えに変わった瞬間に、まだ3本指があるじゃないって叫んだそうです。
こういう考え方になりたいものです。
このかたのようには出来ないかもしれませんが、前に向いて我々も1mmでも進みましょう。