健康 知能が落ちてきたことを自分で認識するのは難しいが、とにかく運動すれば改善することだけは確か
普段のリハビリをする日は休日と決まっていますが、たまたま先生の都合で平日にやってもらうことになりました。
多くの人は私と同じように、いつも同じ曜日の同じ時間帯にリハビリをしてもらいますので、
話をするわけではありませんが、だいたい同じような人がその時間に集まっています。
今回は、そういう意味では違ったメンバーが集まっていたようですので、これまで聞いていないような
話の内容が聞こえてきます。
そのひとつですけど、「頭の体操」をしましょうという声が聞こえてきて、
それを私の前の方がやってもらっているのですけど、内容は認知症のほうへ進んでいないかどうか
または改善されているかどうかを軽くテストしているような内容です。
怪我や病気や手術でリハビリをする方の場合は、大規模な病院での入院治療後に、付属のリハビリセンターですると思います。、
クリニックのリハビリ施設に来られる方は、リハビリする事態に陥った原因が明らかにあるという人じゃないケースが多いかと思います。
そのため高齢者のかたが比率的には高くなってきますので、そういった頭脳が明晰であり続けているかどうかの
簡単なテストもリハビリをする中でやるようです。
それで実際のそのテストですけど、数字を4つほど見せて、それを言わせます。
例えば、4,7,6,2とかです。
その後、後ろから数字を言わせます。
そんなのを3つほどやります。
簡単そうですけど、ボーとして数字を言ってたら、出来ないかもしれません。
それと同じようなやつで、
モノの写真を見せて、これは何だっていうところから
はじまります。
5つほど見せてそれを言わせます。
そのあと、それらの絵を伏せて、この5つは何だかった言わせます。
これにしても、覚えるぞっていうようにしないで、ぼーと答えたら、
ひとつぐらいすぐに言えないモノがあるかもしれません。
そんなことはない。それぐらいはいつだって出来るさと思ってもですね、
これが4つの二けたの数字と5つの英単語だったらどうでしょうか。
言えなくなってるやつが出てくるのではないでしょうか。
健常者と認知症に近づいている人との差はテストではそれほどでないのかもしれません。
そう考えますと、認知症が急におこるのではなく、非常にゆっくりとした速度で進行していくわけですから
自分でそれを認識するなんてことは簡単に出来ないでしょう。
そのかたは、全部答えられたわけですが、はじめての満点だったそうです。
かつてはそこまでではなく、運動をしてリハビリをしてからスコアが上がったそうです。
理学療法士のかたは、この結果をみて、ずっと運動は続けてくださいと言われてました。
認知症改善に運動がいいとはもちろん私個人の知識として知っているわけですが、その実例をみたわけではありません。
このかたは認知症ではないわけですけど、運動をすることによって、弱った知能が確実に改善されていました。
頭脳にとって運動の大切さを目の当たりにした瞬間でもあります。