はじめてのブログ その42Bing Image Creatorがプレビュー公開されました。これまでのクリエイターはとてもつらい立場になります
ジェネレィティブAIの話題はまさにディリーで次々と出てきます。
去年、画像生成サービスで作成した画像がどこかのグラフィックスのコンペで優勝したという話が出ていたかと思います。
Midjourneyなどの画像生成サービスでは無償でも使わせてもらえますが基本は有料です。
今回はBingに搭載される予定のImage Creatorがプレビュー公開されました。
公開された動画などを見る限り、これもかなりのレベルです。chatGPTの開発元であるOpenAIのDALL-Eが使われています。
BingやEdgeにバンドルされるため、これも当然にして無償です。
キーワードを入れると、そのキーワードを元に画像を生成してくれるわけですけど、Bingの公開資料によりますとかなりのものです。
Can you create me an image of astronaut
walking through a galaxy of sunflowers?
(私にひまわりの銀河を歩く宇宙飛行士の画像を作ることが出来る?)
このお題にたいして、
いいよ。私が作ってあげると答えて、4枚ほどのイラストが出力されています。
すごいです。これは。
そのドキュメントによれば人間が作る能力の6万倍の速さで作ると書かれています。
6万倍ということは、10秒で出力されたとしたら、
人間がやれば60万秒=1万分=167時間=7日
Photoshopで写真合成するという作業をされた経験があるかたならお分かりかと思いますが、これと同じことを自分でやろうとすれば、素材を見つけるところからはじめて、作成する手間は相当なものです。
そこから推測するに、この4枚と同じものをゼロから作り出すのであれば、
おかしな数字どころかかなり妥当な数字じゃないでしょうか。
もちろん、Photoshopなどに慣れていることが前提で、使ったことない人にとってみれば
夢のツールを手に入れたことになります。
画像クリエイターのかたがたの仕事を取り上げてしまうかのようなレベルです。
ゼロから作り上げるのであれば、どれもよく似た画像が氾濫しそうですけど、オリジナルの画像をひとつ用意しておいてその画像を軸に展開していくという技も当然可能ですから、そうであればオリジナリティも残せます。
こういうAI技術に対して懐疑的な人には残念な話になりますけど、これらはどんどん学習を重ねますし
また修正も行われて、次々にレベルが上がります。
ついこの間の3.5のときの回答をみて、こんなのまだまだだあって言ってたかたも4.0になってその
レベルの向上度でこれはまずいと思ったのではないでしょうか。
市場に投入されますとフィードバックが桁違いに増えます。それを取り込んでいけば
どれぐらいのレベルになるのか想像できないほどです。
ディジタルコンテンツの著作権がどうなるんだみたいな話が去年もありましたけど、
ほんとそうです。
これらの生成物を自分で使ったとしても、これは人のものを盗用したわけではなく、自分が作り出したと
も言えるわけですから、他人に文句など言われる筋合いはないとなるでしょう。
このサイトでもイラストは著作権としては問題ないかたちで使わせてもらっていますが、
そういったイラスト提供サイトそのものの存在も価値がこれからはなくなります。
これまでのジェネレィティブAIの技術からいくと
記事を書く仕事
イラストや画像をクリエイトする仕事
サイトデザインをクリエイトする仕事
このあたりは確実にそれも早い段階で淘汰されていきそうです。
これからもわかりますように、ブロガーにとっても今のままではまったく将来が明るくないです。