空手 中高生のあのパワーはどこから出てくるのか。素晴らしい。

空手をやっている人がそもそも少ないわけですけど、40歳ぐらいになると
稽古にも来なくなるのが普通です。

私はやっていますけど、辞めたい誘惑にかられたことは何度もあります。
もっともそれは誘惑であって、本気で辞めたいと思ったことはありません。

それは嘘でした。入門後1年間は毎日やめるぞと本気で思ってました。

さて、そうやってやめずに今も稽古に参加しているわけですけど、
今回はいつもと違った風景でした。

それは見慣れない顔の人が数人いたからです。

入門したばかりですと、当然白帯ですけど、そうではありません。
上位の帯色です。

稽古おわりぐらいに気が付きました。
新年度なので、少年部からそのまま一般部に上がってきた人です。

これは珍しいです。
といいますのは、私の経験では、少年部から一般部に素直に上がってきた人を
ほとんど知らないからです。

私がお世話になっている道場だけでなく他道場でも傾向は同じですが、
少年部は結構な人数が参加していますが、一般部となるとそれはもう
少なくなります。

かつてはいつも20人程度いたのに、今は2,3人でも不思議ではないというぐらいに少ないです。

このように少なくなる前から少年部の人は中学生になると同時に退会するのが普通だったわけですから、
そうではない人がいるというのはほんと珍しいことです。

一般部にとっては、とてもありがたいことです。
なんといっても組手が最後にやれます。

空手のだいご味はなんといっても、組手です。
2,3人でも組手をやることはありますけど、相手が同じということもあってその場合は
目的を持たせてやらせます。

まあいや約束組手のみという感じです。

それが人数がいますと、場所をひとつずらすことで、
違う相手とできますし、それを何度も回すこともできます。

約束だけでなく、フリーというやつも相手が変わりますから、かなり濃くやれます。

そんな組手ですけど、新しく上がってきた人は中学生ですから
まだ体も出来ていませんので、スピードもパワーもそれほど出せません。
ただし技術はもっています。

中学生になってもやるってことですから、小学生のときは相当な位置にいたんじゃないでしょうか。

中学生でも3年生とかになったり、高校生とかになると、そういう人は恐ろしいほどのパワーとスピード
を持ち合わせることになります。

なんといっても、体力が非常にあるため、まあ疲れないです。

疲れてもすぐに回復します。

今回もそんな新しく上がってきた人たちを見てるとすごいわあって
感心します。

彼ら以外にも高校生かあるいは中学3年あたりかなと思われる人も参加していましたが、彼などは相当なスピードを持っていました。
このあたりがさらに強くなると、シニア空手家の私としては受けるのが精いっぱいって感じになりそうです。

空手,格闘技

Posted by yannori