やりなおしの英語134 NHKラジオ「ニュースで学ぶ現代英語」は抜群にいい講座です。
以前、ビジネス英語の番組構成が変更になり、かなりのグレードアップをしているとの話をしました。
現在のビジネスで使える英語表現を紹介するといった従来の内容にEmailの書き方と
識者のインタビューによる教養講座というのが加わり、かなりお得な英語講座となっていて
いきなりおすすめ講座となっています。
ラジオ英会話やらいくつもやっていますので、これを増やすだけで十分なのですけど
新しい講座「ニュースで学ぶ現代英語」がはじまっていました。
「高校生からはじめる「現代英語」」というのがあり、私はおもしろくないので聞かなかったわけですけど、
これを再編したのがこの講座で去年からはじまっています。
軽く聞いてみたところ、これはいいです。昔のは何が気に入らなかったのかはいまや覚えていませんが、
この講座がいいことは強く言えます。
構成としては、NHKニュース英語版の記事を聞かせて、それを解説するという形です。
扱っている記事は1か月以内の多くの人の関心事を扱っていますので、日本語として読んでも
それぐらいは知っておくべきでしょうという内容です。
CNNなどと違っているのはNHKが作成しているということですので、日本人目線の記事であることです。
メリットとしては、英語であることをのぞけば日本人にわかりやすいということです。
ヒアリングしやすい内容ということになります。
デメリットはその反対で、たとえばアメリカ人はどういうことに関心があるのかというのは
この記事では判断しにくいです。
英語講座ですので、そこまで求めるのではなく、理解しやすいというほうを優先したほうが
いいでしょう。
もっともNHK語学講座ですので、他の海外メディアのニュースを使うことは基本ないわけですから
当然と言えば当然です。
ラジオ英会話ですと、ダイアログがあって、解説をしながらの全文訳があり、
大切なところをさらに解説。
となっています。
こちらの講座でも題材がニュースであること以外はよく似た構成ですけど、ニュースが聞き取れているかどうか
が大切なので、講座のネィティブのかたが、同じ内容を言いなおしてくれます。
講師ですから、なるべくわかりやすく発音してくれますので、ニュースの英語よりもさらに
聞き取りやすいです。
ここでとても大切なことを話されていました。
TOEICですと、英国、米国、オーストラリア、カナダの英語が使われています。
ところが、ここのニュースではアナウンサーだけでなくインタビューされているかたの英語も
流れますが、英語ネィティブではない英語です。
わかりにくいかもしれませんが、これらも慣れてくださいといわれます。
現代英語ですから、そもそも母国語の英語だけでは不十分ですというわけです。
この講座はネィティブのかたの英語だけでなく、英語で活躍されているノンネィティブの英語も
聞き取れるようにしましょうとなっています。
驚きです。英語のとらえ方が世界に向いてます。
そういう意味でもこの講座はおすすめです。
狙いが高いですから。