やり直しの英語 その140 英語を学習することは、国のIT技術力を高めることにもなる

EF EPI英語能力指数 世界ランキングでは日本は111か国で80位なので
英語力は世界的に低いと言われるときに必ずといって使われるネタです。
どうやってこのランキングを出しているのかということですけど、

英語力測定テスト「EF SET」

というものがあって、これは公開されているため、誰でも受けられます。
そのデータを使っての国別ランキングです。

EF SETという言葉は私ははじめて聞きました。
日本で英語の試験を受けている人は、英検をのぞけばTOEICがほぼすべてで海外留学などを考えている人がiELTSだろうと思います。
日本で認知度の低いEF SETの結果を使って日本は英語がダメだと言われてもどうかと思うが正直なところじゃないでしょうか。
TOEIC定期的に受けている人はかなりの力を持っている人が多いです。
そんな人たちにEF SETを受けてもらったら、111か国中80位なんてわけのわからない数字は出てこないと思います。

だからといって、このランキングがまったく意味ないとは思っていません。
それは上位にランクされている国です。

国をみてみますと、英語と近い言語ですので日本人が英語を習得するのとは
わけが違いますので、80位の日本があまり偉そうには言えないですけど、まあそうかなという感じです。
シンガポールは日本と同じ系統の言語になりますが、英語が公用語ですから、そのポジションは不思議ではありません。

私が訪れた国だけでいえば、オーストリアは誰もが英語が使えるという感じではありませんでした。
同じくドイツもです。
ドイツでは知識人は英語は使えないとダメだということがあるようで、ドイツの大卒は英語はかなり使えますけど、
それ以外のかたは、やはりドイツ語しか使えない印象です。

彼らが10位以内で、日本でもしかるべき人は英語が出来ます。
なのに80位とはどういうことでしょう。
いやあ、日本人は英会話が苦手だからと考えてしまいますけど、このテストは基本リーディングと
ヒアリングだけです。

TOEIC L&Rと同じです。
しかも試験時間は約1時間です。
そのあたりはまた変わるかと思います。

私がここで注目したいのは、北欧の国がすべて上位にいることです。

1オランダ
2シンガポール
3オーストリア
4ノルウェー
5デンマーク
6ベルギー
7スウェーデン
8フィンランド
9ポルトガル
10ドイツ

訪れたことはないものの、スウエーデンなどは誰もが英語を話すと聞いています。
80%ぐらいの人がと聞きますので、このデータを見るまでもなく北欧のほうは
かなりのかたが英語を使えるようです。

ITの世界ではアメリカがもちろん最強ですけど、その次にとなると、中国などが
強いですけど、何気に北欧は人口からするとかなりの高い技術力をもっているということが
言えるかと思います。

その理由ですけど、やはり英語力じゃないかと思います。
英語力はITの世界では強力な武器であり、それを身に着けることによって高い技術力を即座に吸収しそして
それを改良または創造していくことが出来るのではないかと思われます。

幕末の偉人たちが、時代が違うにせよ、西洋と競争するために、あれだけ語学に熱意と時間をかけて習得しようとしていた事実を
思うと、現代でも語学を制している国は強いということが言えるのでないでしょうか。

英語

Posted by yannori