やり直しの英語その141 不思議の国のアリスを原文で読もうとしたら非常に難しかった

英語学習をしているかぎりは、TOEIC問題集のような英語だけではなく、ネィテイブが書いた英語
つまり何かの原書を読んでみたいものです。

業務で使う英語は例えばIT業界ですと、ITエンジニアはテクニカルタームというボキャブラリをあらかじめ持っていますから
それが英語だからといって難しいという感じはあまりないかと思います。

確かにネィティブが書いた原書には違いませんが、やはり一般の人が読んでいるものを読んでみたいものです。

そう思って読んだ「老人と海」と「シャーロックホームズ」ですっかりと疲れてしまった私ですが、
児童文学ならなんとかなるだろうと読もうとしたのが「不思議の国のアリス」です。

いきなりこれを選んだわけではなく、借りていた本の中に「不思議の国のアリス」を英語で読むという
のがあったためまずはその解説本から読んでみることにしました。

その解説本を読んでこれはちょっと簡単に読めないかなあと思うことになります。

英単語は辞書がなくてもわかるようなレベルに見えますが、残念ながら、古い英語のため、現代でよく使う
意味とは違っていたりします。

そして当時はやっていた話をひっかけてというくだりが結構あるらしく、なぜここでこういうことを
言ってるのかという背景がそもそもわかりません。

そして韻を踏んでいたりするわけですけど、日本人からすると、その面白さがいまいちわかりません。

児童文学とはいえ、スラスラ読めた気になっても、面白さをしっかりと理解して読むということになると
決して易しい本ではない気がします。

英語学習を結構やられているかたなら当然でしょうけど、私などやり直しチームの人間としては
単語を日本語にすぐ置き換えて、しかも1義か2義ぐらいの言葉にしてしまいますので、
どうにも話が見えてこない感じが児童書でも起こります。

解説本の中に出てきてなるほどと思ったこととしては、日本語は漢字もあればひらがなカタカナといろんな言葉がまじっているため
表現力が高いと勝手に思っていましたが、ただ一つの意味の単語を比べると日本語のほうがかなり少ないです。

つまり日本語では微妙な違いのあるものを単語だけでは区別しにくいということになります。
それでは表現力が絶対的に少ないのかというとそうではありません。
単語になんらかの単語などを足していくと、たとえば熟語にしたり、擬音をつけたりすると
いろいろな微妙な違いのあることを表現できます。

そういった文章ではなくて単語そのものの違いがあるなかで、言葉遊びをされますと
日本人としてはまったくついていけないということになります。

よくよく考えてみれば、誰でも読めるやさしい英語で書かれた児童文学であれば、何も立派な先生が
解説してそれを出版する必要もありません。

しかし、個人的な意見では「老人と海」よりは易しいでしょう。

原書を少しよむたびに、自分の語学力のなさにがっかりしてしまいます。
そんなことでいちいちくじけてはいけませんが。

英語

Posted by yannori