はじめての演劇その20 劇団員の皆さんのすぐれた感性にそして才能に感心します。

劇団に参加させていただいて1年がこようとしています。
優秀な劇団員ではないものの、予定が重ならない限り参加してきました。

参加したときには20人以上は毎回いたかというのに、いつも来ていた人たち数人の
引っ越しによる離脱によって現在は6人とか、そんな人数になったりします。

人数が多いと規模を大きくしての演劇練習などができますけど、
人数が少ないと、何かについて、深くやれるために私にとっては貴重な稽古でもあります。

新参者の私としてはよくわかっていませんが、人数が少ないからこそ試せる
意見を言うというのがやはりあるようです。

今回は劇団員のかたが作った台本の読み合わせを何度かやりましたけど、
そういったシナリオを書くというのは、まず経験値が必要で
その演劇に対しての思いも必要で、さらに若さというのも
関係しますので、やはり能力、才能といっていいかと思います。

ここでも「好きである」というのが劇団員の皆さんから感じることの出来る共通点だろうと感じています。

好きになる、好きであるといったことは、どの世界でもうまくやるためには非常に重要なファクターなんだろうなと思えます。

私はこの劇団の皆さんがとても好きですので、大変参加しやすいです。
劇団員の皆さんに聞いたところによると、どこの劇団もそうかというとそうでもないようです。
結構うっとおしい人間関係になってしまって、やる気を失い退団するといったことも
よくあるそうです。

私はまったくの素人から入りましたが、他のかたは、以前に1つないし2つほどの劇団経験が
おありですので、そんな話を聞かせてもらえます。

ここでも感じますが主催されているかたの力量といいますか考え方ひとつで全体が決まり
それを気に入って集まっている人は主催者と同じくいい人たちということになりそうです。

たまたまいいところに私は入れていただいていますけど、合わない劇団だと
ずっといてもストレスがたまる一方ですので、そういうところはさっさと
退団したほうがよさそうだと、周りのかたの話を聞くとそう思います。

芸能界でも干させるなんて言葉がよく使われますけど、アマチュア劇団でもそういった
役から干すということがあって、干されたひとは退団の方向になっていくようです。
それはそうでしょう。プロではないとはいえ、演劇をしたくて加入しているのに
まともな役をやらせてもらえないとしたら、誰だっていやになってしまいます。

今の劇団のいいところは、やはり個々人を年齢や経験などによって差別しないといいますか
結果として仲間意識を持たせるような動きをしているところです。

まあいえば、お互いにリスペクトしているということです。
メンバーについての演技や読み合わせにおいて、ディするということはまったくありませんし
よかったところはやたら褒めるというところです。

仮にここはよくないなあというところがあったとしても、
そこは、そうではなくこうしたほうがいいという前向きアドバイスしかしません。
劇団として存在するのがもったいないような集団だと感じます。

劇団は面白いです。もうひとりの自分を探すという意味でも参加することは
価値あることだと言えるでしょう。

私のように演劇をみたこともないのに飛び込んでみるというのも
まったく可能ですので是非やってみることをおすすめします。

音楽

Posted by yannori