やり直しの英語その142ノンネィティブの英会話はどうすれば伝わりやすいか。ニュースで学ぶ現代英語が教えてくれる

現在私がおすすめしているNHKラジオ英語関係では「ラジオビジネス英語」と「ニュースで学ぶ現代英語」です。

語学学習は長期戦になるので、どうせ聞くなら確かに面白いものの、話としてはたわいのないものよりも、
知識として身につく講座のほうがいいはずですという私の考えです。

これは面白いと過去になく人気の「ラジオ英会話」がありますけど、
この講座は英語のイメージを大切にするのと、とおり一遍な中学生あたりのS+Vといった文型中心の文法ではなく
新しく組みなおした教え方はとても斬新ですけど、それ以上のものを期待することはできません。

具体的に言えば、新しい知識がみにつくわけではありません。

3年間聞いてきましたけど、2年目からは同じ内容復習したにすぎません。
復習は復習として大切ですけど、年単位ですからあまりにもそれだけだともったいないかなと思っていたときに
聞いてみたのが上記の2つの講座です。

前にも書きましたように以前の「ビジネス英語」は内容がおすすめするほどではありませんでした。
そのひとつに、すべての講座が新規ではなく、使いまわしされていたため、ずっと聞いていた人には物足りなかったはずです。
ところが番組改編によって、相当力も入った講座に生まれ変わってからは、これはおすすめとなっています。

ビジネス英語といった枠組みを超えて知識が身に付きます。インタビューなどはビジネス英語の話とはほとんど
関係ありません。TOEICなどもビジネス英語ということになっていますが、こちらのほうがボキャブラリーが
ある意味難しいです。難しい単語を使っているというわけではなく、こういう言い方のときに使うというところで
知らないことが多いです。

さて本題の「ニュースで学ぶ現代英語」のほうはニュースの英語といういわば少し特殊なボキャブラリーが
出てくるわけですけど、こちらもニュースで使わるときには、知っている単語でも
こういうときに使うのかという意外な使いかたを教えてくれます。

そもそもにして、現在世界で起こっているトピックを題材にしているだけでなく、日本のメディアが国内向けとしては
あまりとりあげないだろうといった感じの内容がずばっと出てきます。

さらに英語の演説とかですと、ノンネィティブの英語を直接聞くこともできます。

ノンネィティブの英語は、英会話の教科書では100%出てきませんので、
ちょっとした経験になります。

そのなかで、なぜこの人の英語は聞きやすいかといったことも番組内で教えてくれます。

この間のトピックは「韓国ユン大統領 米議会で演説」でユン大統領の英語演説が聞けます。
聞かれるとわかりますが、聞き取りやすい英語を話しています。
ネィテイブの綺麗な英語とは違いますし、だからといって日本人の英語ともちがいますので、
聞き取りにくい感じが予想されるわけですが、実際はそうではありません。

解説では、ネィテイブが行うように、名詞、動詞、形容詞あたりを強く発音して、
その他を弱く発音し、ゆっくりと話しているから聞きやすいとのことです。

だから我々もそうやって話すと外国人に伝わりやすいよということです。

こういった話は、ラジオ英会話ではちょっと教えてもらえそうにないことです。

一段上に上がったような知識ですので、やはりおすすめの番組です。

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Posted by yannori