クリストファーリーブの生き様は誰もが感動しそのことを忘れることはないでしょう

クリストファーリーブという俳優をご存じでしょうか。
「スーパーマン」の主役と言えば思い出されるかたも多いかと思います。
私もDVDを2つほど持っています。

大ヒット映画のシリーズで主役として活躍したものの、
いつのまにか姿を見かけなくなったと思われているかたもおられるでしょう。

私もそんな一人でしたので、彼が人気絶頂のときに趣味の乗馬で落馬して首から下が
ほとんど動かなくなっていたということは比較的最近知りました。
その後重症な麻痺を持つことになった人たちを支援するための活動を
2004年に52歳で亡くなられるまで続けてきた人です。

洋画ファンのかたなら誰でも知っておられるのでしょう。

たまたまクリストファーリーブのことが載っていた記事には
そんな障害をもちながらも最後まで努力を惜しまず強い人間になっていく人生を送ったことが
書かれていました。

彼は生前に自伝を2冊書いています。
その1冊『あなたは生きているだけで意味がある』 – Nothing Is Impossible
をさっそく図書館で借りました。

私も乗馬クラブで初心者用の馬に乗ったことがありますけど
そもそもアマチュアが落馬でそこまで大きな事故が起きるものなのかという疑問が
あったわけですけど、本を読みますとどうしてなったかが書かれていました。
彼は乗馬の魅力にとりつかれていて、障害競走などをこなす、かなりの騎手だったわけです。
それがある日、自分の愛馬が障害を乗り越える手前で、急に止まったため、彼の体だけが
前に飛んで、そのまま頭から落ちたわけです。
頸椎が2か所折れ呼吸もとまっていたそうです。

これではひとたまりもありません。
完璧主義者だった彼が、このような状態になって何を考えるかは推測のとおりですが、
それから2年後、彼は生きていてよかったと心から思い、最後の時を迎えるまで
同じように麻痺を持った人への支援活動を精力的に行い続けるわけです。

事故前より忙しかったそうです。

そういったところに至るまでの心の葛藤や、どうやって心を切り替えることができるように
なったかなどが書籍に書かれています。
自分のもっている怒りなどをどうやって発散させてきたとかも出ています。
アメリカ人らしくある意味どぎついユーモアにも救われたとありました。

人から言われるユーモアもあり、自分から使うユーモアなども大切だと。

友人と病院で待ち合わせたときに、友人が近づいてきて
「あっ、立たなくていいから」

なかなか言えませんよね。日本人には。
こういう言葉に救われてきたそうです。

我々もこういう人の気持ちを救うユーモアなどを言えるようになりたいものです。

健康

Posted by yannori