いざというときの心の支えは誰が、または何でしょうか?そこは早くから考えておきましょう。

「困っている時に助けてくれる友達が本当の友達である」という言葉はよく耳にします。
しかし本当に困ってしまってからそれがわかるでは遅い気がします。
というのは、本当の友達というのはそう多くないと思うからです。
もしかしたら誰もいないかもしれません。

そんなことを本当に困ったときに知ったとしても、何の価値があるのでしょう。
今解決したいのに、助けてくれる友達が誰もいないという事実を突きつけられても、
意味がありません。

そのため、友達も含めて、本当に困って誰かに助けを求めなくてはならないときに
頼りに出来る関係を、そうならない前に作っておく必要があります。
もちろん、全員が全員頼りになれないかもしれません。
それでも確実に数名は頼れるでしょう。

友達の話を先に出しましたが、自分の身内はいかがでしょうか。
仲が悪い身内もいるかもしれません。
助け合うべき身内と仲が悪いというのは、お互いに損得で言えば、多大な損をしていることになります。

頼れるであろう人は身内からはじまるはずです。
身内がいない人は仕方ないでしょうけど、せっかく存在している身内なのに使えないというのは
なんともつらいものです。

結婚されているかたなら、身内は家族というかたちで増えます。
親戚関係も増えます。

いい歳をしてからの結婚というのは初婚であろうがなかろうが、かなり難しいものですが、
頼りになる人を増やすという意味ではやはり結婚しているは大切だろうと思います。

もちろん、仲が悪いでは頼れませんが。

私も含めてかもしれませんが、若い時には何でも出来るような気がしますので
後先のことまで考えて行動することはあまりありませんし、
周りの身内といったことまで考えて行動することも少ないでしょう。
それが若者の特権ともいえます。

しかし、シニアを意識するような年齢になりますと、自分の親からすれば
頼れる存在にならないといけませんし、これからさらに歳を重ねていくことになると
自分が頼る存在が必要となることが多いかと思います。

そのときに親友が活躍してくれるというのであれば、これほど心強いものはありません。
しかし、そんな親友がおられるかたはそう多くはないでしょう。

だからといって時間を戻すわけにはいきませんので、今からでも修復できる関係であれば
修復をしたり、またかつて仲良かったのに疎遠になっていた人と自分から近づいていくといったことは
大切だろうと考えます。

これは自分にとってだけというわけではなく、相手にとっても価値あることだと思います。
そうです、お互いにいざというときは助け合おうという関係をそれこそ今からでも
作っていくようにすることがいいだろうと考えます。

しかし、中にはそういう人にまったく頼れないといった人もおられるかもしれません。
そのときは、そういった身近な人にかわる人やものを今からでも
探していくべきだろうと考えます。

そういう人は作れるのかということですが、作れるかどうかはわかりませんが、
作れるかもしれないということでは、趣味とかのグループも大切にしていく
ことがよいでしょう。

シニア

Posted by yannori