シニア 謝れない人は誰からも信頼されないことになる。頑固な人にならないようにしましょう

年配になればなるほど頑固になるは、老化という面からみても当然起こりうることです。
老化して前頭葉が弱ってきたとしても誰も彼も頑固になるわけではもちろんありません。
そもそも頑固な気持ちをはじめからもっていない人は頑固になりようがありません。
頑固な面を持っているひとが、前頭葉のコントロールが段々と出来なくなり、その性格が表に出てくるわけです。

頑固ジジィにならないようにするには、頑固な面を早い段階で取り去るように努力することだろうと考えます。
では頑固というのはどういうことかと考えると、まあいえば、自己主張が強く、過去からの考えから
脱却できないために起こると考えていいかと思います。

典型的なのは、長い間の会社勤めで、それなりの地位にも上がって、そのまま退職した人でしょう。
そういう人は、その長期にわたって当たり前だった、若いやつは部下だ、自分より業績が
上げられないやつは部下だなどといった気持ちがずっと残っています。
会社組織としてはそれで間違っているわけではありませんが、
普通の社会においても、それでいいのかというと、もちろん違います。

しかし、長年にわたって染みついた考えが、その後も続きますので、いつまでたっても若造に何が出来
的なものが残ります。若者がちょっと上から目線的な言い方をしただけで、やたら気分を害して怒り出す
といったかたちです。

自分の思うようにならないと怒り出すも同じです。会社組織で叱責していたことを
一般社会に持ち込んで叱責していては、軋轢を生むだけです。

往々にして、そういう人は多くの人をリスペクトしていたわけではありません。
そのため、すべての尺度が自分にあるわけです。

頑固だと言われなくても、その人が頑固な性格であるというのを簡単に知ることが出来ます。

それは人に対して謝れるているかどうかです。
若い人に対してですと、より一層そのあたりが顕著に出てきます。

自覚はないのですけど、自分中心になっていますので、自分より劣る(会社で言えば部下にあたります)
人に謝ることはないし、謝る必要もないが染みついているため、謝るということ自体が出来なくなっています。

それは前頭葉の老化で、歳とともにますます出来なくなってくることになります。

さて、そのような人と付き合いたいと思うでしょうか。まず思わないでしょう。
信頼するでしょうか。それもないでしょう。

長年、組織の中で頑張ってきた戦士ではあったと思いますが、戦士の気持ちのまま退役してしまえば
皆にとって疎まれた存在でそのまま一生終えてしまうこともあり得るわけです。

男女関係なく若い人たちの意見を吸い上げたり、いい意見であれば褒めてあげたり、
そして自分が間違っていたなと思ったときに、彼らに素直に謝れるかどうかを確認してみると
よいかと思います。

それが今時点で出来ているかたであれば、年配になっても信頼される人となり頑固になることはないでしょう。
それがやれていないと思うときは、今日からでも、こちらから若い人たちに近づいていく努力を
するといいかと思います。
最初のうちはかなり抵抗があろうかと思いますし、相手から嫌がられる可能性だってあるでしょう。
しかし将来のことを思えば、そこを是非克服していきましょう。

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Posted by yannori