消防団 花火大会の警備をやりました
今夏は夏祭りなど地域のイベントがすべて復活しているということもあり、
消防団のお声が毎週のようにかかります。
今週は、花火大会の安全確認や警備のために出動です。
花火大会というと、打ち上げ花火を想像されると思いますが、そちらは規模が大きいですので
消防署や警察や専属のボランティアスタッフなどが担当されていて
我々の出番はありません。
今回担当した花火大会は、地元の団体が、主催になって行う、袋詰されて売っている
花火を親同伴で子どもたちにやってもらうものです。
いまどきは、その辺の空き地や公園で勝手に花火をするなんてことは
届けを出して許可されないと基本的にはできません。
自宅の庭でならやれますが、都会ですと、そのような庭をおもちのかたは
少数です。
だからといって学校が主催でやるっていうことも難しいので、
地域の福祉団体が中心となり、警備の一部を消防団に頼んで、ここでは火の気のまったくない
グランドにて開催しています。
よくある線香花火のようなやさしい花火ですけど、とはいえ、たまたま子供同士だけでふざけていると
火傷などをする可能性がありますので、そういうのを注意したりする役目もあります。
親子同伴ですので、そういう状態にはまずならないのですけど、たまたま親が話し込んでいるうちにといったことは
ないとも限りません。
主催者は地域の福祉団体ですが、主に老人の活動に力を入れていますので、
3世代交流といった意味合いもあるようです。
もっとも主役はなんといっても小学生以下です。
小学生たちが楽しく花火をやれるが、この催しものの趣旨であり、
我々はそれの安全面のサポートということになります。
このイベントに関わらず、祭りもそうですが、主役は大人ではなく子供です。
子どもたちの楽しんでる様子をみると、我々も癒やされます。
私自身は空手をやっている小学生とは稽古を通じて結構知り合っていますので
それで小学生と接しているつもりでした。
しかし私の知っている小学生は普通に小学校に通っている小学生とは
少し違っています。
消防団に参加してはじめて普通の小学生と接することになったわけですけど
稽古にはげむ小学生とはまったくちがった可愛さがあります。
消防団にはいることにしたのは、空手仲間の話からですが、顔合わせさせてもらったときに
班長が私は消防団に入ったおかげで、今住んでいるところが、故郷になったことが
一番ありがたいことですといった言葉がとても印象的に聞こえたわけです。
こうして地元のイベントに消防団として参加していると、まさに班長の言われているように
そこの出身ではないものの、地域に必要な人として認められているし、
自分自身もそう感じることができるというのは納得できます。