空手 ケガや体調不良によってますます減ってくる稽古参加者
私が入門したときと違い、お世話になっている空手一般部の参加者は少なく、 道場は今や閑散としたものです。
少年部のほうは逆に熱心な親が多いらしく、参加者もかなりの数います。 小学生の稽古事において、空手はかなりの上位に位置しているとの話をよくききます。
しかし、小学生の間につちかった技術を中学生以降もやり続けてもっと強くなろうとする 小学生は少ないです。 それも少しとかではなく、ほんのわずかです。
そんな数人も中学校での生活を続けていきますと、結果として退会することになるようです。
自分のことを振り返ってみても、中学時代からは楽しいことが目白押しですし、 クラブ活動やら生徒会活動やら、とにかく、勉強だけでなくやることが増えます。
もちろん、自立していきますから、友達と遊ぶことも増えますので、 稽古は週1とはいえ、だんだんと稽古から遠のいていくだろうことは容易に推測されます。
それでは一般部から入られた人はどうかと言いますと、これも長く続けるかたは少ないです。 小学生からやり続ける人が少なく、一般部から入っても続かない人が多いとなりますので 一般部の参加者は減っていく一方です。 そうはいうものの、しっかりと通い続けるコアな道場生もおられます。
そういうかたがたが、続けているからこそ、ある一定の数からは減らないわけですが、 世間でもよく言われている高齢化というのは、空手とはいえ、避けられません。 ずっと続けておられるかたは、自分が高齢になったので、辞めるということはありません。
ところが、ここにきて、私の道場の人もケガをして参加できなくなるようなかたが 増えてきました。 事故とかでケガをしたとかではなく、道場の稽古でケガをしたり 歳をとったために起こる関節炎などです。 体調がすぐれないという人もいるようです。
別の道場のかたがたも知っていますが、50歳近くになると いろんなところに歪が出てきたり、やはりケガをするようです。
気持ちでは続けたいものの、体が動かなくなっては稽古になりません。 稽古をする情熱はあまり変わらないものの、準備運動などを しっかりやってからの稽古ですから、これでケガをするとなりますと 本人の力だけではどうにもならない領域になっているかもしれません。
先日の稽古では会長含めて2人しかいなかったと聞いています。 つまり道場生は1名だけです。 ここまで減ってしまいますと道場として稽古が成り立たないとも言えます。
危機感を感じてしまうほどの人数にまで減ってきていますけど、これが気持ちの問題で 参加しないわけではないため、苦しい展開になりそうで、とても心配です。