シニアになる前にやっておいたほうがいいこと 役職定年や雇用延長で元部下の人と一緒に気持ちよく働けるかを考えて仕事をすべきです
私は経験ありませんが、大手では当然にして役職定年があります。
役職をとかれるわけですから、その後同じ部署で仕事をするとなりますと
元部下の下で働くこともあります。
役職定年がない会社でも、雇用延長するにしても一度は退職するわけですから
昔でいう嘱託にあたりますので、権限などもなく、もし同じ職場のまま延長するとしますと
元部下の指示のもと仕事をすることにもなります。
すでにそのような状態になっている人はともかく、これからそういったことを経験することに
なるであろう人にはやはり考えておいて欲しいと思うのは、会社での立場が逆転して
果たして気持ちよく仕事を続けて行けるかどうかです。
昇格という言葉の反対で降格という言葉があります。
かつては、降格すると、立場的にそこにいずらくなるため、実質的には退職すると同じでした。
今は役職定年など、強制的降格ということが横行していますので、降格そのものもほとんど
ないでしょうし、そもそも降格したからといってイコール退職とまで考える必要はないかなと思います。
だからといって、立場が逆転してしまってもなおもそこで仕事をするは、結構きつい人もいるかと思います。
仕事を部下に対して常に厳しく振り続けてきた人であればあるほど、その人の下で働くなんてことは
想像もしたくないでしょう。
会社によっては、そういった人たちのために、新しい職場を用意しているところもあります。
それは、その人たちのためにではなくて、部下だった人たちが、前の上司がいると
やりにくいからです。
あいつの下で仕事をやるだって?冗談じゃないと思ってやめるかたもいると思いますし、
実際にそういうかたがたを目の前で見ていますが、今の年金制度で、辞めるという
選択肢を選ぶかたは、ある意味かなり勇気がいることではないかと思います。
60歳にもなって、再就職といっても、自分の気に入った就職などできるはずもありません。
かといって、蓄えだけで、乗り切ることもたぶん難しいでしょう。
そのため、自分を殺してでも雇用延長をすることになるだろうと思います。
しかし、それが果たして出来るかということです。
そのときに、気持ちを切り替えて働けるかということです。
そういうのは簡単に出来ることではないため、少なくとも40代あたりから
用意する必要があるでしょう。
じゃあどうやればいいんだということになりますが。
ひとつは出世せずに管理職にならなければ、そんな心配もそれほどする必要がないというのがあります。
かといってそのために管理職をめざさないというのも、なかなか出来ないかもしれません。
管理職なった人は、部下に対して、後輩に対して、いつも尊敬されるぐらいの人に
なっておくことが大切ということになります。
それはそれで難しいことかもしれませんが、そうなってないと、みじめな気持ちが先行して
立場が変わると、辞めるという選択しか出来なくなります。
そして結局自分がつらい目にあうことになりかねません。
そうならないように今からでも周りを気遣えるような人になるように努力していきましょう。