はじめての演劇 その21ついに公演に向けて台本作成ならびに役の稽古がはじまりました
今お世話になっている若い女性が中心ともいえる劇団ですけど、公演をやることになりそうです。
公演をやりたいと考えているアマチュア劇団に公演の機会を用意する
イベントが毎年あります。
今回はここに参加しようという話になりました。
私も他の公演をそれほど見ているわけではありませんが、会場を用意して、音響や照明を用意して
さらにチラシを作り、チケットをさばかないといけないというぐらいはわかります。
もちろんオリジナル台本も用意することになります。
これだけの作業を団員の手弁当でやるわけですから、どこの劇団でもやれるというわけではありません。
今回のイベントは入場無料にして、演劇を知らない子供たちなどに、楽しんでもらおうという
企画ですので、機材などの設定や撤収含めて1時間わくで行うという約束になっています。
演劇自体は40分ぐらいだそうです。
イニシャルコストは少ないですし、公演時間が通常よりもかなり短いわけですから
稽古もやりやすいし、台本も作成しやすいという状況ですので
はじめての公演としては願ってもないチャンスです。
ところが、今年は参加しようと考えている劇団が去年の倍もあるらしく、
抽選になりそうとのことです。
途中までの台本の読み合わせなどにはもちろん参加させてもらっていますけど、
なんだかおもしろいなあという気分です。
登場人物が売れない芸人たちで、売れないから結婚するかといった年代のひとたちですので、
せいぜい30歳どまりでしょう。
私はそこまで若くないので、稽古には参加するものの、役としてはちょっとなさそうです。
それでも稽古は楽しいです。
役を交替してみて適役を探していくわけですけど、この人はこういう役があうなあ
っていうのがあります。
ぴったりきたりするんです。
具体的にいえば、まさに本気で言ってるんでしょうっていう感じです。
役なのか本気なのかわからないようになってきます。
私をのぞけば、演劇経験のあるかたばかりですけど、これまでこういう役ばかりだった
というのが皆さんにあるようです。
私にとっては役になりきるというのも新鮮な経験ですけど、声をしっかり出すということが
これまた気持ちいいこともわかります。
劇団は年齢制限などをつけているところもそこそこありますが、
ここは、そんな必要はないと、年齢としてはまわりからすると結構離れているものの
同じ仲間として稽古していただける実に素敵な劇団です。
こういうところに出会うというのも運なんでしょう。