空手 まったく知らなかった、師範の独立
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フルコンタクト空手道場に所属されていたかたなら、たぶんご存知だと思いますけど、
極真会館は大山館長が亡くなられてから内部分裂をおこし道場がいくつも作られました。
それゆえ、知らなかったものの、所属している道場の師範の方は実は元極真会館の道場生だったりします。
極真という名前はブランド力がありますので、師範が元極真だったりした場合は、
道場はどこですか?と道場生が聞かれると、極真と言われるかたが多いのではないでしょうか。
私も道場名を聞かれたら、伝統派空手に対して極真ということにしています。
詳しい人が相手のときは、正確に言えば、分裂前の極真xx道場から派生したxx道場ですと答えています。
私自身はそんな極真会館の過去のいきさつなどを知らずに入門したわけですけど、これは企業でいうならば、
会社の方針に反抗して、新しい会社が作られたようなものです。
これが数人で1社独立するぐらいなら、理解も出来ますけど、かなりの人が独立して
全体としても分裂したわけですから、そのことを思うと、なんとも複雑な気持ちになります。
といっても、それは過去の話ですし歴史のようなものですから
いろいろな事情があったんだろうなと推測するだけです。
そんな歴史があった極真会館ですが、まあいや他人事のはずでしたが
まさか自分の所属道場で同じようなことが起こっているとは夢にも思いませんでした。
私の所属している会では、入門したときは、4道場ありました。
会が伸びているときで、全国大会出場選手もゴロゴロいました。
それから私は転勤で休会して、かなり経ってから戻ってきたら1道場なくなっていました。
稽古に何度か行ったことがありますけど、道場生が少なく、大丈夫かなという感じでしたので、
きっとやめることになったんだろうなぐらいです。
しかし半年前から、もうひとつの道場の師範とまったく会わなくなっていました。
先日衝撃的な事実を教えてもらいました。
稽古などの指導方針に会長との違いが出て、道場ごと独立したとのことです。
そこの道場に所属していたひとたち大半は、師範についていき、同じく辞めたとのことです。
これは独立というより分裂です。
極真会館の場合はネットの記事などによると、総帥がなくなったあとの跡目をめぐってのお家騒動に
近いもののようですけど、
我々の道場は会長が存在しているのに、そんなことがおこるのかと驚きを隠せません。
しかも、長年一緒にやってきた戦友とも言える関係なのにです。
二人の間にどのような違いが出て、どのような話し合いによりそうなったのかは
知るよしもありませんが、出来ればそういうことになってほしくなかったです。