瀬戸大橋を渡ってみて、人類の偉大さを感じました
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香川県に行くため瀬戸大橋をひさびさに電車で渡ることになりました。
普段使われているかたにとっては、当然の風景だと思いますが、
久々に渡ってみて、その雄大さといいますか、このような橋を
作り上げることができる技術といいますか、そういった壮大さ偉大さに
圧倒されました。
橋脚などをゆっくりみながら、このような大きな橋を作って海にかけることが出来るとは
人類はすごいなと感心することとなりました。
普段使っている新幹線にしても、飛行機にしても、そういう意味では
素晴らしいものですが、普通に使っているとそれが当たり前になりますから
あえてこれはすごいとはなりません。
しかし、もしそういうものと縁がまったくなかったひとが
はじめて、新幹線なり飛行機に乗ったとしたら、それは驚嘆することでしょう。
仕事でAI系などに触れていると、これはこれでものすごいことになっているなと
感じざるを得ないわけです。
AIという言葉が再び注目を浴びたときも、AIといっても、一部の機能でしかすぎず
SFなどで出てくるような人工頭脳といったものの話とはまったく違うので、
勘違いしないようにとほとんどの人が言われていました。
現在のAIは第三次ブームで、それもだんだんとブームは過ぎ去ってきたとも。
20年おきにブームが来ているので、次は20年後にまたAIブームがくるだろうと
予測していたはずです。
ところがChatGPT3.5が登場したとたん、世界中が、これは人類の脅威となりかねないとまで
真剣に言われるようになっています。
ほんの1,2年前は、AIとはいうものの、この程度のものだよと冷めた目で見ていた人たちも
この結果を目の当たりにすると、認めざるを得ない状況です。
人類の進歩と言えるでしょうが、この状況は新幹線が出来た、ジェット機が飛んでる
瀬戸大橋がかかったといった目の前であきらかに便利になったとは違ったものです。
ハード面ではなくソフト面での進歩といえますが、これは今までの人類の進歩とは違ったものです。
ハード面の進歩は、誰でもが同じようにそのメリットを享受できましたが
ソフト面となると、使える人しかメリットを享受できません。
ディジタルディバイドと言われて久しいですが、AIディバイドとも言えるものが
これからはさらに明確になり分離されてしまうような気がしています。