空手 入院先からリモートで忘年会に参加して、稽古できない事情をその場で伝えるなんてことをあなたは出来ますか?私は無理です。
忘年会シーズンですが、少し衝撃的なことがありました。
主人公は道場生のひとりです。
私もよく知っている道場生のひとりですが、最近顔を見かけなくなりました。
その人に限った話ではなく、見かけなくなる人は多いので、あまり気にもとめていませんでした。
しかし、同じ道場生からなぜその人が顔を見せなくなったのかを教えてもらうことになります。
それによると半年前から人間ドックで所見が出たため入院治療して退院したものの、
再入院しているというわけです。
今度は治療が長引きそうなので、そのことを報告したいとのことでした。
なるほど、それは私もよく理解できます。
長期にわたって稽古を休むというのは、退会と同じですので、
休みたくて休むわけではない、事情があるからですと伝えることは大切だと思います。
しかし、それを道場生全員に伝えるはなかなか出来ることではありません。
しかも、病院からつないで参加してとなりますとなおさらです。
もし、私が同じ状況だったとして、そういったことはやれないと思います。
実際に私がかつて転勤でその場所を離れることになったときは、リタイアでもして
そこに戻ってくる時がこないかぎり、ほとんど稽古には参加でませんので、
道場生全員に報告はさせてもらいました。
しかし私のときの参加できない理由と、このかたの参加できない理由とでは
理由の重さが違うような気がしてなりません。
推測するに、そのかたの強烈な道場に対する思いが、そういった行動をとらせる
ことになったのではと考えています。
そのかたにとっては、道場は、道場生はかけがえのないものとなっていたということだろうと
思います。
そうです家族のようにです。
早く復帰されることを心から願っております。