音楽 コンサート会場の裏方(スタッフ)の仕事は非常に刺激的でした
今回公会堂で行われるコンサートの裏方をさせていただきました。
750人収容の公会堂ですが、客として入ったことが数回あるだけですので
設備がどうなっているのかなどは全くわかっていません。
演奏者としてステージに上がったこともありませんので、控室とかそんなところも
入ったことがありません。
裏方として入って驚いたのは、演奏者とスタッフのための
スペースがかなりの広さを持っているということです。
楽屋もありますが、まさに、テレビなどで出てくる楽屋で、鏡張りされています。
音を出せるのはリハーサル室ですけど、ここがかなり広いです。
アップライトピアノも置いてありました。
午後に本番ですので、午前にリハーサルを行い、マイクの位置、ピアノの位置、立ち位置など
マークしておいたほうがいいところ、またはお願いされたところは養生テープでマークします。
演奏者は本番中はステージは使えませんので、直前まではリハーサル室で音出しをします。
単独公演ではありませんので、時間割に従って行動してもらうことになります。
スタッフですから、演奏をゆっくり聞いている時間はないわけですけど、役得として言えることは
すぐ近くで音を聞けるということです。
これは客には無理な話ですけど、スタッフですとリハーサル中はほぼ隣で、本番でも袖にいますので
ステージ上で聞いているのと音量的には同じです。
近くで効けばこんなにすごかったんだというのを少しあげますと
まずピアノです。コンサート用のグランドピアノですので、音に迫力があります。
これは近くで聞くとすごい迫力です。
次に、ボーカルアンサンブルのボーカルでは恐ろしく声量が皆さんありました。
プロ級といいますかプロも入っていたのかもしれませんが、これはすごかったです。
オペラなどを会場やCDで聞いたりしますが、歌手の実際の声量がどうなのかは
そこからはなかなか想像できません。
それがすぐそばで聞きますと、そのレベルの高さに圧倒されてしまいます。
これが一流の歌手ですと、もうワンランクやツーランク上になると思うと、怖いぐらいです。
オペラ歌手などは常人じゃないと言われていますけど、そのとおりだと思います。
こういう仕事に少しでも関わってみたいという、ちょっとした夢が実現した瞬間でも
ありました。
ここの団体も何の情報もなく、えいっと、私ひとりで飛び込んだわけですけど、
素晴らしい経験をさせてもらいました。
時間的にも体力的にも3日も続いて結構きつかったわけですけど、楽しんでやっているので
疲れることはありません。
やはり楽しむことは、自分の最大のパフォーマンスを生み出すことになると思います。