音楽 ライブの裏方はクラシックの裏方とかなり違います
クラシックの音楽担当でしたけど、扱う機器については集音用のマイクを数本扱うだけですからミキサーも
たいして設定しないため、主な仕事は譜面台を出すとかマイクを置くとか平台を組み立てるとか
そういったことだったということを前にお話しました。
今回はバンド演奏ですので、使う楽器の強弱や音域がかなり違います。そのためマイクの数もそして調整も多く、さらには照明などが
ありますので、かなり手慣れたかた、具体的にはプロにお願いしています。
そんなプロの設定を見たいがために、リハーサルから見せてもらいました。
クラシックのほうのリハーサルは本番舞台での練習による出演者自身の調整をするため、そのかなりが
実際の演奏になっていました。
それに比べてライブ演奏のほうは、機材の音、つまりアンプから音が出ているかどうかがメインで、
照明のためのプログラムをするとかで、むしろPA担当の人たちのためのリハーサルでした。
両方かかわった私としては、参加者の人たちの音楽レベルという意味では、クラッシックのほうが
やはりかなり高いと感じました。
ボーカルひとつにしても、素人のボーカル担当と、声楽をやってきた人たちとでは音の迫力や声量も
まるで違います。
そのふたつは比べるものじゃないのかもしれませんが、バンド関係のレベルは高くなかったように
感じました。
しかもオリジナルと思われる楽曲ですから、聞いているほうはまったくわかりません。
もっとも、知らない素人バンドなどの演奏などは誰も聞きたいとは思わないので、観客のかなりは
身内だったりします。
よって、何をやっても問題ないんでしょうけど、私からすると聞きたいと思うような演奏でも楽曲でもなかったのが
残念でした。
素人のバンド大会ならこれでもいいんでしょうけど、やはり一般受けするような有名な楽曲のほうがきっと良かったでしょう。
ビートルズのコピーバンドなど掃いてくさるほどいると思いますけど、私などそれで十分とさえ思います。
周りも本人もよく知っている曲だけに、演奏者もしっかりと練習してから出演しますので、
心地よい演奏に聞こえるレベルになっているはずです。
出演者の数には限りがあるため、制限をかけることが出来るのですけど、来年以降は
楽曲みて決めてもいいような気がします。