はじめての演劇 その27 演劇の演出家のやりかたを見せてもらいましたが、さすがです
未経験でありながら、さらに年齢的には私はちょっと無理でしょうと思われた非常に若い劇団に
参加させていただいてから2年たちました。
コロナ渦ということもあり、開催回数もかなり限定されていましたし、参加メンバーも
なかなか一定せず私なども行けなかったときがそこそこあります。
そんな劇団が去年末に具体的な開催日程と場所が決定したそのときから
一気に公演に向けて進むことになりました。
台本も新規に起こし劇団員オーディションも行い、演出経験のあるかたも交えての
稽古と合わせこみです。
私など、ずっと見学者でいて、公演があれば裏方をやらせてもらおうという気持ちで
参加していたため、まさか自分がセリフを覚えて舞台に上がるなど
思ってもみませんでした。
とはいえ、やることになり、自分の役をこなすために練習も行っていくと
新しい発見をすることになります。
私の役はサブとしてメインと並行して進むかたちになるため、メインとの切り替わりのタイミング
などの合わせをメイン側のキャストと一緒にやりました。
私はカラオケルームで練習をやっているものの
実際は舞台で照明もありますし音楽とかもありますので、それらを想定しての
合わせを行いました。
まず、カラオケルームですと客にあたる人はいません。
照明を変えることもありませんし、公演でかけようとしている音や音楽もありません。
稽古している部屋は普通の会議室ですけど、照明のONOFFとかはできますので、
それで暗転とかの代わりにして、音は裏方をやっていただくかたがタブレットで
出しての合わせとなりました。
それでやりますと、劇団公演の雰囲気が一気に出てきます。
2人だけのカラオケルームでやるのとはかなり違います。
同じ劇団員とはいえ客もいますし。
さて合わせでは、私はカラオケルームのときと変わりなくできましたが、相方は劇団員ばかりとはいえ緊張したんでしょうか
かなり硬い感じで、実際にセリフを飛ばしてしまいました。
もっとも、私はそのまま続けたので、誰ひとり気が付かないし違和感もなかったようです。
私が練習において、少し動きを入れたとたん、それまで覚えていたセリフがぶっとんでしまったように
相方も違った雰囲気で客がいると思ったとたん、セリフが飛んだようです。
まだ一か月以上ありますので、練習を重ねていくと、自信もつき、
本番でもそれほど緊張することなく、出来そうなきがします。
劇団の公演に参加するなど、まあ普通の人は考えたこともないでしょうけど
これはやってみる価値は大いにあります。
自分の幅を広げてみたいと思って参加させてもらった劇団ですけど、
なんかひとつ自分の気持ちが広がってきているような気がしています。