空手 試合が近づいたため稽古にも気合が入ります。しかし2人だけだときつすぎます
空手に限らず試合に出るときは、体調を含めて試合のときにパフォーマンスが ベストになるように調整をしていくはずです。
空手の場合ですと、試合を想定した動きや、作戦を決めての練習をします。 かなり強い人であれば、組手を中心として、稽古回数をかなりふやして 強度の高い稽古などもやり体や気持ちを試合そのものに集中させます。
ただし、これは全日本クラス出場クラスの人だけであって 私ですと、そこまで稽古を集中してやれませんし、強度を上げることも 出来ません。
そのため、試合での作戦のほうに稽古の時間をさきます。 だからといって楽な稽古であるというわけではありません。 実際の試合ではフルパワーを出しますので、その状態でやれるように 自分を持っていくためには、自分にとってはきつい状態にまでは 持っていく必要があります。
ところが今回の直前の稽古は参加者が2人という状態でしたので、 これはきつい稽古にならないだろうと思いきやまったく逆で 2人で稽古をはじめから最後までやり続けることになり お互いにヘロヘロ状態になりました。 2人だけで稽古をやったのは、記憶の中でははじめてのことです。
3人というのは過去に何回かありましたが2人はさすがにきついものがあります。 空手に限らず、パワーを必要とする競技では、動き続けることが出来ません。
ジョギングなどでは、動き続けることができますが、それは 瞬発力を使うところがないからです。 そのため、空手の稽古であれば、稽古をしながら休めるところはうまく休んで 持続させることになります。 ところが2人ですと、休めるところがありません。
そのため実際はどうしているかというと、ある程度やったところで、 少し深呼吸をさせてもらいます。その瞬間で休むわけです。 そして再開です。 また深呼吸です。
といった、最低限の休息をとらせながらずっと稽古を続けていきます。 やっているときはかなりきついですけど、終わったあとは、何やら すっきりしているのがとても不思議な気持ちが今もします。