やりなおしの英語 その158 映画は英語学習に役にたつと言われていたけど種類を選ばないとだめみたいです
かつて、英語教材として人気映画のセリフ解説の本が結構ありました。
今は、そういった本をわざわざ買う人は少ないので、ほとんど販売されていないようです。
私は何冊か過去に買っていて本棚の飾りになっているだけです。
教材として、この英語は難しい、易しいというランク付けがされているため
当然易しいというものを購入しています。
そんな教材をなぜ使っていないかというと、はっきりいって難しいんです。
易しいと決めた人は、当然にしてかなりの英語が出来るかたでしょう。
そういう人の易しいは決して一般人にとって易しいにはなりません。
「Back to the future」という結構古いにも関わらず今も人気のある映画があります。
この映画のスクリプトを持っているのですけど、解説には、スラングも使われていない
綺麗な英語なので初級者にはおすすめとなっています。
しかしですね、この映画を私は今聞いても、それほど聞き取れません。
聞き取れているところもあるものの、それは英語を聞き取ったというよりはストーリーを知っているため
予想できたというところが多いです。
初心者、初級者向けでこのありさまですから、教材として取り組んだときの
理解できないという悲しさは学習意欲をうばってしまうほどです。
それゆえ映画を教材とすることは私には無理かなという印象をもってしまったため
どれも本棚の飾りになっています。
そんな状態のままこんにちに至るですが、ここのところ海外の方と英語で話す機会が非常に増えました。
そのかなりが偶然なわけですけど。
そこで話す外国人の英語は難しくはありません。
ネィテイブですと、こちらに合わせてくれますし、ノンネィティブですと難しい英語は話しません。
そんな話をかなり前から業務で英語を使い続けている仕事仲間にしたところ
同じような意見でして、ここが面白いところですけど、いまだに映画はあまり理解できないという
のです。
業務の英語というのは、テクニカルタームが多くなります。
それは一般の人からみれば難易度の高い単語ですけど
その中で仕事をしている人にとっては、常識にあたります。
その点映画はノンネィティブ相手にしているわけではありませんので、
純粋に聞いたことのないボキャブラリやスラングがどんどん出てきます。
やりなおしをしている人にとっては映画は聞き取れるわけがないという
ことになります。
ということは、英語聞き取りとして使っている映画は私にとっての教材としては
適当ではないということがいえそうです。
しかし、英語教材として映画を使うのを諦めてしまうのも、ちょっと残念です。
それで考えたのは、といっても誰でも考えることは同じですが、子供にも愛されるような
映画にすればいいのではと思うわけです。
自分の映画の趣味とは違いますけど、映画を英語で直接理解するということが
出来るまでは、そういった映画に限定してみて行こうと思います。
さあ、これもどうなるでしょうか。だんだんと聞き取れるようになるのでしょうか
私自身少し楽しみです。